十三人の刺客(2010) 作品情報
じゅうさんにんのしかく
弘化元年3月。明石藩江戸家老・間宮が、老中・土井家の門前で切腹自害。間宮の死は、明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりを訴えるものであった。将軍・家慶の弟である斉韶は、明年には老中への就任が決まっている。事件は時の幕府を動揺させ、このままでは幕府、ひいては国の存亡に関わると判断した土井は斉韶暗殺を決断、御目付役・島田新左衛門(役所広司)にその命を下す。大事決行を控え、新左衛門は刺客集めに奔走。剣豪浪人平山、酒と女と博打に溺れる新左衛門の甥・新六郎ら十一人の強者達が新左衛門のもとに集う。暗殺計画が極秘裡に進められる中、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛(市村正親)はその情報を掴んでいた。彼は、かつて新左衛門と剣の同門でありながらも道を違え、御用人千石の身分を自ら掴んだ傑物であった。そんな中、新左衛門は、斉韶を襲うのは江戸から明石への参勤交代の道中しかないと判断、襲撃場所を交通の要所の落合宿に決める。明石藩の参勤交代が尾張を通る時、尾張藩への通行を阻止すれば、勢力を削られた行列は落合宿に出るはず。斉韶を落合宿に誘い込むため、新左衛門は事の詳細を尾張藩の木曽上松御陣屋詰・牧野靭負に打ち明け協力を求める。斉韶が落合宿にやって来るかは、極めて危険な賭けであったがそれしか手はない。刺客たちは現地へ急行、明石藩を迎え撃つべく落合宿を要塞へと改造する。道中、山の民・木賀小弥太が加わり、落合宿にて総勢十三人の刺客が揃う。だが、明石藩は待てども待てども落合宿にやってこない。新左衛門の計略は失敗に終わったかに思えたその矢先、敵は200騎以上の多勢となってやってきた。鬼頭は兵を蓄え、この戦いに備えていたのだ。混乱の中、明石藩の退路を断つ大橋が爆破。13人対300人超の決戦が始まった……。
「十三人の刺客(2010)」の解説
1963年公開の工藤栄一監督による同名時代劇を、「クローズZERO」シリーズの三池崇史監督が現代風に再構築。出演は「ガマの油」の役所広司、「シーサイドモーテル」の山田孝之、古田新太、「人間失格」の伊勢谷友介、「山形スクリーム」の沢村一樹、「さんかく」の高岡蒼甫、「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」の六角精児など。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年9月25日 |
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キャスト |
監督:三池崇史
原作:池宮彰一郎 出演:役所広司 山田孝之 伊勢谷友介 沢村一樹 古田新太 高岡蒼甫 六角精児 波岡一喜 石垣佑磨 近藤公園 窪田正孝 伊原剛志 松方弘樹 吹石一恵 谷村美月 斎藤工 阿部進之介 内野聖陽 光石研 岸部一徳 平幹二朗 松本幸四郎 稲垣吾郎 市村正親 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(2010) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 141分 |
ユーザーレビュー
総合評価:3.96点★★★☆☆、26件の投稿があります。
P.N.「もんきち」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2012-01-13
これは凄い!究極のチャンバラ映画です。殺陣シーンが長く、好戦的です。稲垣の悪役ぶりが徹底しており、刺客一人ひとりに、応援が出来ました。オリジナル版が観たいです。