P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-03-28
テレビでこの作品を紹介してたので観ました。思ったより面白かった。アントン・シガーが不気味で恐すぎ、交通事故にあって腕の骨が突き出ても歩いて去っていく。まさに最凶です。
のーかんとりー
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テレビでこの作品を紹介してたので観ました。思ったより面白かった。アントン・シガーが不気味で恐すぎ、交通事故にあって腕の骨が突き出ても歩いて去っていく。まさに最凶です。
勧善懲悪で最強最悪の悪を退治する西部劇とは違って,悪の不条理・不確実な論理が罷り通るリバイアサンの如き怪物が象徴するモノは何か?謎が謎を呼び賛否両論映画の醍醐味
ヘタなホラーよりずっと怖かった。追われる側になった感覚でビビりまくって見ました。人生の悲哀・無情感…哲学の様でした。「人は失ったものを取り戻そうとして、更に失う」ハッとしました。今後の人生で幾度か反芻する言葉となりそうです。
これは何と言う映画だろう!淡々とアメリカの南部町を転々とする追跡劇だけの展開で、乾いて暗いシーンしかないのに、忘れられない。人生の無常さ、理不尽さが強烈に訴えかけてくる。哲学的ですらある。私が観た過去の映画でも、こんなに追跡される恐ろしさを描いたものはない。本当にシガーは怖いキャラだ。
もはや誰も手がつけられない凶悪犯。そんな凶悪犯も交通事故にあう。しかし、それでも平然としている凶悪犯はまさに、「神」、邪神。そして、凶悪犯を追う警察官もついに、挫折してしまう。今の世の中、こんな凶悪犯がいるかもしれない。実にリアルな映画。凄い!
素晴らしいの一言です。
エンターテイメントとしても素晴らしい。
何度も見たい。
つまらなーいこれって2あるのかな?何で犯人にげるんだ?
逃がしちゃダメじゃん
先を想像するとまた何処かの町で大量殺人やるかもしれない。これじゃ例え殺しを犯しても頭使って要領よくやれば大丈夫って悪を自慢するみたいで最悪…正義のかけらもない普通こういう映画は結局悪は栄えないと言うのが最期のメッセージだし
まぁそこそこ楽しめたから☆ということで…
一筋縄ではいかない男が三人、西部劇の様な雰囲気が漂ってました。
明日に向かって撃てをチラっと思ってしまう、執念深い追っ手(キャラ濃厚)
シガーのラストシーン、自転車に目をやった後、逃走映画のダーティーメリークレイジーラリーがふとよぎりました。そして……新たな逃走映画の誕生でした
保安官のラストの語りで全てをまとめるのは厳しい
皆さん書いていらっしゃいますが、なんと言ってもシガー!凶器といい、行動の動機付けといい、理解できない事の恐怖をこれでもかと味じわいました。下手なホラーものより怖かったです。
ラストの衝撃的なシーンで、すっかり放心状態のところに、保安官が見た夢の話が静かに染み入りました。あれがなかったら、本当に救われない思いです。
最高。ポスターの冠がアカデミー賞最多ノミネートてあったから、例年の出来レースと違い脚本家協会のストで決まっていなかったからか、あくまで候補として他地域より1ヶ月以上遅れて群馬でも公開された。期待していなかったけど素晴らしい作品でした。うん映画史に名を残す作品てキャッチ。確かに残したね作品賞で。
もはやハビエル・バルデム1人舞台..コーエンのお二人もヤラレまくったのでしょうзいつもは途中で寝る親父も珍しく最後までハマッテますた★むしろ「no country for old men」ソノ心は親父の世代にこそ伝わるのかな、と。近年の板尾の笑い的な絶妙なタイミングゥ!!の数々に真の映画人のサムライ魂を観たって気分で劇場を後にしました♪しっかしヤケに犬が死ぬなぁ..南部きょわい(汗)
この作品がアメリカ国内で評価された事を評価したい
見所はディテール・後半からラストのセリフ一つ一つ
秀作
今のアメリカを縮図したような、圧倒的な絶望感に呆然としました。あの兄弟らしい作品でした。現実はヒーローでも死ぬ時には簡単に死ぬし、ヒールでも生き残る人は生き残ると、今までの信じる者は救われるような昔のアメリカ人が考える慈悲深い宗教感覚はここにはないよ…と題名が物語っているんですね。しかしこの作品がアカデミー賞を取るアメリカは懐が深いのか…病んでいるのか…でも面白い。
全体的に良くできてるなぁーっと思いましたァ
シガー(殺し屋)怖すぎます!妙な髪型に顔、喋り方、声そしてあの銃・・・ 恐ろしいです 人を殺しすぎっ
映像を観て想像力を働かせる。決して表現不足というわけではない絶妙なバランスが、この映画にはありました。ただ淡々と男達の行動を映し出し、映像で語りかけてくる。はっきりとした「答え」がなくてもよく、ただそこに全て詰め込まれた「表現」を、ボク達は泣いたり笑ったり怖がったりする事で「解釈」する。この映画に限った事では無いけれど、目に見えるのにカタチのないものの力というのがここにはあるのだなと。
この映画は、善の道を生きる者、悪の道を生きる者とその中間を生きる者の姿を通して生きることの意味を問う作品だと思う。
「死」とは誰にでもいつか必ず訪れるものであり、
「死」に対しては、どんな人間でも平等である。
そういったメッセージが、主人公が銃激戦で負傷した時、彼を銃激した殺し屋が交通事故で負傷した時、助けた別々の人々が彼らに同じ言葉をかけた所に込められていたと思う。
ある種 ヒトはあやめなくとも残酷なのは たくさんいるけどね ただ傍観している者とか にわかに悪になる奴
この映画は そういう意味ではベタな話ですが興味は あります
「ファーゴ」で人間の醜さを独自のモチーフで描いたコーエン兄弟、今度はどういうふうに人間を描くのか、今から見るのが楽しみ。
期待度星5つ