シネマ歌舞伎 野田版 研辰の討たれ 作品情報

しなまかぶきのだばんとぎたつのうたれ

赤穂浪士が吉良上野介義央の屋敷へ討ち入り、仇討ちをした。元禄赤穂事件とも呼ばれるそのニュースは江戸から離れた近江の国、粟津藩にも伝わっていった。剣術道場は、江戸から伝わったそのニュースですっかり持ちきりとなった。しかし、そんな中でひとりだけ、赤穂浪士を馬鹿にする人物がいた。その名を守山辰次(中村勘三郎)といい、元町人で研屋あがりの男である。「仇討ちなんて馬鹿馬鹿しい。武士といえども潔い死を望まない武士もいるはずだ」と言い出す辰次だったが、それを家老の平井市郎右衛門(坂東三津五郎)は叱り付ける。すると、現実的で抜け目のない辰次はすぐに態度を一変させ、剣術に優れた市郎右衛門に付いて「剣術を学びたい」とお追従を言う始末。市郎右衛門はそれを受け入れ、辰次は市郎右衛門を師匠として、剣術に打ち込むことになる。主君の奥方、萩の江(中村福助)の前で、市郎右衛門に散々に打ち据えられる辰次。何とか仕返ししてやろう、辰次はそう思い、ある計画を案じるのだが……。

「シネマ歌舞伎 野田版 研辰の討たれ」の解説

歌舞伎の舞台作品を映画館でも楽しめるように撮影・編集した「シネマ歌舞伎」。赤穂浪士討ち入りの事件は江戸から離れた近江の国まで届いたが、そんな赤穂浪士をひとり馬鹿にするものがいた。木村錦花の原作を、野田秀樹が演出。脚本は平田兼三郎、野田秀樹。出演は中村勘三郎、中村福助、中村橋之助、市川染五郎、中村獅童、坂東三津五郎、ほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年1月12日
キャスト 原作木村錦花
出演中村勘三郎 中村福助 中村橋之助 市川染五郎 中村獅童 中村勘太郎 中村七之助 中村源左衛門 片岡亀蔵 坂東彌十郎 中村扇雀 坂東三津五郎
配給 松竹
制作国 日本(2007)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-06-28

この映画を観て、とても感動した。私は昔から野田秀樹さんのファンで、夢の遊眠社の公演をよく観に行ったものだ。この映画はひじょうに面白くて、まったく飽きさせない。素晴らしいエンターテイメントだ。

最終更新日:2024-06-07 02:00:10

広告を非表示にするには