アヒルと鴨のコインロッカー 作品情報
あひるとかものこいんろっかー
大学入学のため仙台に越してきた椎名(濱田岳)が、引っ越しの片付けをしながらボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさんでいると、隣人の河崎(瑛太)に声を掛けられる。どこかミステリアスな雰囲気を持つ河崎は、一緒に本屋を襲おうという、おかしな計画を椎名に突然持ちかけた。同じアパートに住む孤独なブータン人留学生のドルジ(田村圭生)に広辞苑を贈りたいというのだ。気乗りしない椎名だが、翌日、河崎に言われるままにモデルガン片手に本屋を襲撃する。だが、彼らが奪ってきたのは広辞苑ではなく広辞林だった。しかし実は、その計画の裏には、河崎とドルジ、そして琴美(関めぐみ)という女性の物語が隠されていた。状況が呑み込めない椎名は、二年前に琴美が働いていたペットショップの店長である麗子(大塚寧々)から、河崎はすでにこの世にいないことを聞かされる。実は椎名が河崎だと思っていた男の正体はドルジで、本物の河崎(松田龍平)はHIVに感染して死亡していたのだ。かつて河崎とドルジと琴美は、奇妙な友情で結ばれていた。しかしある時、動物を虐待している男女グループの車にはねられて、琴美が事故死してしまう。その犯人、江尻(関暁夫)が本屋の店員だと知った河崎とドルジは復讐を誓うが、その途中で河崎が病に倒れてしまう。やがてドルジは河崎に成り済まし、江尻に復讐を果たした。すべてを知った椎名だが、まもなく家庭の事情で故郷に帰ることになる。麗子は椎名とドルジを仙台駅まで見送り、ドルジに自首を勧める。そして椎名とドルジは、それぞれの道に向かって歩き出すのだった。
「アヒルと鴨のコインロッカー」の解説
隣人の奇妙な計画に巻き込まれた青年が、事の真意を知るまでを描いた青春ミステリー。原作は伊坂幸太郎の同名小説。出演は「シュガー&スパイス 風味絶佳」の濱田岳、「どろろ」の瑛太、「ハチミツとクローバー」の関めぐみ。監督は「ルート225」の中村義洋。2007年5月12日より、宮城県仙台市内先行公開。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年6月23日 |
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キャスト |
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎 出演:濱田岳 瑛太 関めぐみ 田村圭生 関暁生 杉山英一郎 藤島陸八 東真彌 岡田将生 眞島秀和 野村恵里 平田薫 寺十吾 恩田括 キムラ緑子 なぎら健壱 猫田直 中村尚 レナ・ラニ・クンドウ 土井原菜央 佐藤楓 松田龍平 大塚寧々 |
配給 | ザナドゥー |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 110分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.63点★★★★☆、8件の投稿があります。
P.N.「ちか」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2011-04-10
伊坂さんファンとして舐めてました、すみません(笑)すごくよかったです、本当に。原作にも非常に忠実で、ボブディランの『風に吹かれて』が出てきたとき、映画館で一人興奮しました!!キャストさんも各々いい味を出していて、誰一人として霞んでなかったです。素晴らしい!!