北京の恋 四郎探母 作品情報

ぺきんのこいしろうたんぼ

2004年。ネットで知り合った大連の友人・橘社長を出迎えに北京・西直門駅に来たホー(ピー・イエンチュン)の前に、日本人の若い女性・梔子(前田知恵)が現れる。彼女は祖父のチャット友達である何を頼り、京劇を学ぶために日本からやって来た。しかし、日本人に京劇を学ばせるのは規則違反だった。戸惑いを隠せないホーのもとに、8年ぶりにホーの息子・ミン(チン・トン)が帰ってくる。彼は一度芝居を離れ、実業の道を志したが、再び京劇の役者である父の後を継ぐために戻ってきた。腰の悪いホーのために梔子の祖父は薬を持たせ、梔子自身の印象も悪くないため、ホーは彼女の滞在に協力することにする。梔子は、今は学院の先生となっているミンの姉弟子・徐先生(チャン・ハン)につくことになった。ミンが戻ってきて狭くなった部屋を見て、梔子は学院近くのホテルを探し始める。途中、財布を掏られてしまい、ミンが追いかけるが、結局捕まえることができなかった。お詫びにミンは、自分の家に好きなだけ住めばいいと、梔子の滞在を許す。ある日、梔子は、ホーがかつて演じた演目『四郎探母』を演じて見せてくれと頼む。その演技に魅せられた梔子は、徐先生に『四郎探母』を教えてほしいと頼みに行く。必死で役者として頑張ろうとしているミンを応援したいと思った梔子は、2か月後の公演で彼が『四郎探母』の四郎を演じることができるように院長に口添えしてくれと、徐先生に頭を下げる。ミンは四郎役を演じることになった。相手の存在が気になっていたミンと梔子は、いつか一緒に『四郎探母』を演じたいと思い始めていた。ふたりは稽古を通じて少しずつ愛情を深めていく。旧暦の大晦日のとき、ホーと徐先生、ミンと梔子は、旧暦の伝統である餃子を作って食べようとしていた。しかしその様子を電話の向こうで聞いた梔子の祖父は、突然体調を悪くする。しばらくたって祖父から梔子に送られてきたメールには、驚くべき事実が書かれていた……。

「北京の恋 四郎探母」の解説

京劇を勉強するために中国に来た日本人女性と一度京劇を捨てた青年との恋を描く、ラブストーリー。監督は「我的母親趙一曼」(未)のスン・ティエ(孫鉄)。出演は本作で女優デビューした『NHK中国語会話』の前田知恵、テレビドラマ『天空の城』のチン・トン、「新北京物語」のピー・イエンチュンほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年11月3日
キャスト 監督スン・ティエ
出演前田知恵 チン・トン ピー・イェンチュン チャン・ハン
配給 ワコー/フォーカスピクチャーズ
制作国 中国(2004)
上映時間 98分

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「高3→大1」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2009-02-05

前田知恵さんという女優を、この映画で初めて見ましたが、容姿が幼くてとても可愛らしくてよかったです。お相手の俳優さんも、とてもカッコよくて演技も素晴らしかったです。('-^*)ok回想シーンでの南京大虐殺のシーンは、ちょっとグロかった…。

最終更新日:2022-07-26 11:03:36

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