ミュンヘン 作品情報

みゅんへん

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中、パレスチナ・ゲリラ “黒い九月”により11人のイスラエル選手が殺害される事件が起こった。激怒したイスラエル機密情報機関モサドは、暗殺チームを編成して報復を企てる。リーダーに任命されたのは、愛国心あふれるアヴナー(エリック・バナ)。妊娠中の妻にも事情を話せないまま、彼は命令に従うことを決める。上官エフライム(ジェフリー・ラッシュ)の指示のもと、アヴナーはヨーロッパに渡る。そして車輌専門のスティーヴ(ダニエル・クレイグ)、後処理専門のカール(キアラン・ハインズ)、爆弾専門のロバート(マチュー・カソヴィッツ)、文書偽造専門のハンス(ハンス・ジシュラー)という4人のスペシャリストと共に、アラブのテロリスト指導部11人を一人一人暗殺していく。2人の暗殺が終了した時点で、アヴナーは妻の出産に立ち会うため仲間に内緒で一時帰国。家族の危険を考え、妻にニューヨークへの移住を切り出す。やがてメンバー5人は、任務そのものへの疑問や不安を感じ始めるようになった。ある晩、ついにカールが女殺し屋に殺害される事件が起こる。まもなくハンスも殺害され、いつの間にか狙う立場から狙われる立場になったアヴナーは恐怖に怯え始める。皮肉にもチームを離れたロバートは、自ら作った爆弾の誤爆により命を失う。やがて標的を7人殺害した時点で、アヴナーは任務を解かれて妻子の待つニューヨークへ戻る。だが暗殺の記憶の苦しみや、誰かに追われる恐怖を抱えながら生きていくのだった。

「ミュンヘン」の解説

ミュンヘン・オリンピックで起きたイスラエル選手団襲撃事件に対する、暗殺チームの報復の過程を描いた社会派サスペンス。監督・製作は「宇宙戦争」のスティーヴン・スピルバーグ。脚本は新鋭のトニー・クシュナーと「ALI/アリ」のエリック・ロス。原作はジョージ・ジョナスの『標的(ターゲット)は11人 モサド暗殺チームの記録』。撮影は「宇宙戦争」のヤヌス・カミンスキー。音楽も「宇宙戦争」のジョン・ウィリアムズ。美術も「宇宙戦争」のリック・カーター。編集も「宇宙戦争」のマイケル・カーン。衣裳も「宇宙戦争」のジョアンナ・ジョンストン。出演は「トロイ」のエリック・バナ、「Jの悲劇」のダニエル・クレイグ、「オペラ座の怪人」のキアラン・ハインズ、「バースデイ・ガール」のマチュー・カソヴィッツ、「太陽の雫」のハンス・ジシュラー、「ライフ・イズ・コメディ!/ピーター・セラーズの愛し方」のジェフリー・ラッシュ、「ふたりの5つの分かれ路」のヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、「ザ・インタープリター」のイヴァン・アタルほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年2月4日
キャスト 監督スティーヴン・スピルバーグ
原作ジョージ・ジョナス
出演エリック・バナ ダニエル・クレイグ シアラン・ハインズ マチュー・カソヴィッツ ハンス・ジッヒラー ジェフリー・ラッシュ アイェレット・ゾラー ギラ・アルマゴール マイケル・ロンズデイル マチュー・アマルリック モーリッツ・ブライブトロイ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ メーレト・ベッカー マリー=ジョゼ・クローズ イヴァン・アタル アミ・ワインバーグ リン・コーエン
配給 アスミック・エース
制作国 アメリカ(2005)
上映時間 164分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-10-03

任務遂行後も心の平安は訪れず悪夢に魘される日々,テロ連鎖に決して未来は無い事を考えさせられる現代的テーマのスピルバーグ監督作品!

最終更新日:2024-09-13 12:54:19

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