蝶の舌 作品情報
ちょうのした
1936年、ガリシア地方の小さな村。喘息持ちのため皆と一緒に一年生になれなかった8歳の少年モンチョ(マヌエル・ロサノ)は、ようやく学校に行く日を迎えるものの、初日に緊張のあまりお漏らしをしてしまう。だが担任のグレゴリオ先生(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)と心を通わせることで、学校にも慣れてきた。先生は生徒たちを森へ連れ出し、大自然の世界へ導いていく。ティロノリンコというオーストラリア産の鳥のことや、蝶の舌についての秘密など、先生の話はモンチョをすっかり魅了した。しかしそんな楽しい日々も、スペイン内戦の訪れと共に一変する。広場に集まった群衆の前に、ファシズムに反対する共和派の人々が、両手を縛られて一人ずつ姿を現わす。罵声が飛び交う中、共和派だったグレゴリオ先生も現われた。モンチョは母のローサ(ウシア・ブランコ)に、皆と同じように先生に罵声を浴びせるよう命じられる。よく意味もわからず口を開いたモンチョだが、先生たちを乗せた車が走り出すと同時に、それを必死で追いかけて、こう叫んだ。「ティロノリンコ! 蝶の舌!」。
「蝶の舌」の解説
スペイン内戦直前を背景に少年と老教師の交流を描いた感動作。監督・脚本は「にぎやかな森」のホセ・ルイス・クエルダ。音楽は「オープン・ユア・アイズ」の監督としても知られるアレハンドロ・アメナバル。出演は「ベルエポック」のフェルナンド・フェルナン・ゴメス、新人の子役マヌエル・ロサノほか。1999年スペイン・アカデミー〈ゴヤ〉賞脚色賞を受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年8月4日 |
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キャスト |
監督:ホセ・ルイス・クエルダ
原作:マヌエル・リヴァス 出演:フェルナンド・フェルナン・ゴメス マヌエル・ロサノ ウシア・ブランコ ゴンサロ・ウリアルテ アレクシス・デ・ロス・サントス タマル・ノヴァス ギジェルモ・トレド エレナ・フェルナンデス ヘスス・カステヨン タタン ロベルト・ヴィダル ミラグロス・ヒメネス セルソ・ブハッロ トゥチョ・ラハレス セルソ・パラダ ショセ・マヌエル・オリヴェイラ |
配給 | アスミック・エース(アスミック・エース エンタテインメント=日本テレビ放送網=角川書店 提供) |
制作国 | スペイン(1999) |
上映時間 | 95分 |
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