緑の街 作品情報
みどりのまち
売れっ子ミュージシャンの夏目草介が、突然映画を撮ることを宣言した。映画ビジネスはリスクが大きすぎると言って猛反対する事務所の社長・坂本を押し切り、既に書き上げていた脚本の映画化を進める草介。だが、彼は様々な困難にぶちあたることになる。まず、映画の配給元が主演女優を勝手に選んできてしまったのだ。主人公を、今は劇団の裏方をしている元女優の一ノ瀬信子で当て書きしていた草介は、それを拒否。強引に信子を担ぎ出し、撮影に入る。だが、現場は素人監督にあまり協力的ではなかった。何かと撮影監督の田村が間に入ってくれるも、諍いが絶えない現場。それでも撮影は進み、いよいよラストシーンの撮影を迎える。ところが、それまで順調だった信子がNGを連発。実は、草介が書いた脚本「遠い海辺」の中に出てくるミュージシャンと女優は、草介と信子の過去をダブらせたものだったのだ。草介の書いたエンディングに納得のいかない信子は、カメラの前に立つことが出来ない。そうしているうちに撮影日程や予算がきつくなり、スポンサーやタイアップも降り、遂には草介と田村の仲に亀裂が入って、映画は暗礁に乗り上げてしまう。失意の草介は、しかし事務所の社長や助監督らに励まされ、映画を作りたいという気持ちをストレートにスタッフに説得。ラストシーンも書き直し、見事に映画を完成させるのであった。
「緑の街」の解説
映画を撮ると宣言した人気ミュージシャンが、様々な困難にぶつかりながらも作品を完成させるまでを描いたドラマ。監督・脚本は「いつかどこかで」の小田和正。撮影を「WINDS OF GOD」の西浦清と、今井裕二が担当している。主演は「愛する」の渡部篤郎。尚、本作は1997年8月30日を皮切りに全国120箇所のホールや公会堂での巡回上映を経て、劇場公開となった。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1998年1月31日 |
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キャスト |
監督:小田和正
出演:渡部篤郎 中島ひろ子 尾藤イサオ 河相我聞 泉谷しげる 林泰文 角替和枝 津川雅彦 武田鉄矢 菅野良一 大江千里 大寶智子 加藤昌史 藤倉みのり 加藤満 大友康平 魏涼子 時任三郎 大森南朋 柳野幸成 秋山恭子 実近順次 新井絵美 西川浩幸 |
配給 | ファーイーストクラブ |
制作国 | 日本(1998) |
上映時間 | 118分 |
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