ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男 作品情報
じょせふろーじーよっつのなをもつおとこ
1909年に生まれたジョセフ・ロージーは、ダートマス大で医学を学んだ後、ハーヴァードに移り演劇を学ぶ。やがて劇評を書く新聞記者や舞台演出家を経て、37年に記録映画監督としてデビュー。48年に撮った初の長編劇映画「緑色の髪の少年」で脚光を浴びることになる。ところが、52年にイタリアで「拳銃を売る男」を撮影中に、赤狩りのブラックリストに名前を挙げられたことから、アメリカでの仕事を失ってしまうのであった。イギリスに亡命したロージー監督は、アンドレア・フォルツァーノ、ヴィクター・ハンブリー、ジョセフ・ウォルトンという変名を使って仕事を続けるが、元の名前をクレジットすることが出来たのは、57年の「非常の時」の時だった。その後も精力的に活動を続けた彼は、しかし祖国へ戻ることはなく、アメリカでの撮影を企画中の84年にロンドンの自宅で永眠した。映画は、彼の作品を織り込みながら、ロージー監督の当時の話や心情を、家族や当時のスタッフ、キャストらから聞き出していく。
「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」の解説
「二つの顔を持つ男」や「非情の時」「エヴァの匂い」「唇からナイフ」などで知られるジョセフ・ロージー監督の波乱に富んだ生涯を、関係者の証言で綴るドキュメンタリー。監督は「リング」の中田秀夫。撮影をマイケル・ロビンズが担当している。16ミリ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1998年6月6日 |
---|---|
キャスト |
監督:中田秀夫
出演:ガヴリック・ロージ ドロシー・ペラン パトリシア・ロージー ジョシュア・ロージー ハワード・コッチ エヴァン・ジョーンズ ジョン・ヘイマン ウィリアム・アレクサンダー ゲリー・フィッシャー ピーター・ハンドフォード 藤井浩明 ネル・ダン・トポル バリー・フォスター ブリアン・フェラン ジェームス・フォックス ジュリー・クリスティー |
配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | 日本(1998) |
上映時間 | 83分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。