人も歩けば 作品情報

ひともあるけば

キャバレーのドラマー・砂川桂馬は、年に似合わず強い将棋が取り持つ縁で銀座裏のなじみの質屋、将棋マニヤの成金義平の婿となった。ところが義平は祝い酒ののみすぎから結婚式の当夜、ポックリ。かくて桂馬は帳場に座ることになったがそこはドラマーの悲しさ、すっかり大損をして姑のキンに主人の座から追われてしまった。その上嫁の富子にまでないがしろにされる始末。わずかに富子の従妹・清子のあたたかさにはげまされて化粧品会社のセールスマンとなった。ようやく小づかい銭にありついた桂馬はセクシーな未亡人・すみれの新橋の飲み屋「すみれ」のなじみ客となったがその頃から桂馬のあとを一人の男がつけはじめた。キンの指し金で桂馬の行状をさぐっていた成金屋の常連、私立探偵の金田一小五郎だった。ある日、桂馬は「すみれ」のマダムにぞっこんの「八卦湯」のおやじ日高泥竜子から近く大金が入ると卦を立てられポケットの宝クジをつかんでニッコリ。ところがホロ酔いかげんで帰宅した桂馬は彼のあとがま気取りでデレデレしていた古道具屋の藤兵衛をなぐって藤兵衛のスクーターに乗って家出することとなった。かくてドヤ街のベットハウス「浪々荘」での桂馬の生活がはじまった。カケ将棋でセシメた金で桂馬をしたう政治家志望のチンピラ、板割の鉄太郎をカタギにしようと大盤ふるまい--ともかく平和なドヤ生活も、鉄太郎がスクーターを乗りにげしたり、宝クジがカラクジだったりで多難。すっかり泥竜子のせいと思い込んだ桂馬は泥竜子にたのみ込んで三助稼業。その合間に泥竜子のコる新興宗教の助手もやる。一方桂馬の家出した成金家にはある日二世のバブ・コンドウなる人物があらわれ、アメリカにいる桂馬のおじから遺産、九千万円が彼におくられているという。期間は三十日以内。すっかりあわてたキンや富子の桂馬さがしがはじまった。ところが桂馬はこれをスクーターの乗り逃げを追求されていると感ちがいして逃げまわる。期限ギリギリの日にただただ桂馬のことのみを心配している清子に大道将棋屋に化けているところを見つかり桂馬は無事九千万円ふところに--まで来たところで笑いごえがした。ふと目をあけた桂馬の前に義平の笑い顔があった。

「人も歩けば」の解説

梅崎春生の同名小説を映画化したコメディで、「貸間あり」の川島雄三が脚色、監督した。撮影は「夜霧の決闘」の岡崎宏三。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督川島雄三
原作梅崎春生
出演フランキー堺 沢村いき雄 沢村貞子 横山道代 小林千登勢 桂小金治 春川ますみ 森川信 淡路恵子 前田純子 加東大介 三遊亭小円馬 奥村恵津子 藤木悠 立岡光 ロイ・ジェームス 八波むと志 南利明 由利徹 若水ヤエ子 瀬良明 稲吉靖 永井柳太郎 武智豊子 越智令子 織田照子 西原純 田中章三
配給 東宝
制作国 日本(1960)
上映時間 99分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「人も歩けば」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2023-04-12 02:00:06

広告を非表示にするには