アンネの日記(1995) 作品情報
あんねのにっき
1942年、第二次世界大戦下のオランダはアムステルダム。ここにもナチスの侵略の手は伸び、そこに暮らすユダヤ系の人たちはいつ呼び出されるやも知れぬ反ユダヤ政策(ユダヤ人狩り)の恐怖に脅えていた。13歳の少女アンネ・フランク一家も、そんな一家族だった。7月、ついにフランク一家にナチスからの“呼び出し”がかかった。だが、アンネの父・オットーは、そんなことでおめおめ命を無駄にするような人物ではなかった。彼はあらかじめ用意してあった“隠れ家”へ家族を伴って移り住む。そこは友人ミープの働く事務所の上にある隠し部屋。彼らの食料などの世話はミープによって賄われたが、日中は他の事務員にも気づかれぬよう、物音ひとつ立てられない不便な生活を強いられてしまう。しかしそんな状況下にあっても、アンネは両親から誕生日に貰った日記帳に“キティ”という名前を付け、日々の悩み、苦しみや怒り、そして希望を書き綴ることで、明るさを失わずに過ごすのであった。ある日、その隠れ家にファンダーン一家と、歯医者のデュッセルが加わる。8人の共同生活は、時に明るく楽しく、時に絶望に沈むこともあったが、そこで2度目の新年を迎えた春、彼らは連合軍によるノルマンディー上陸作戦のニュースを聞き、“解放”の日が近いことに胸を躍らせる。その間にアンネも初潮を迎え、ファンダーンの息子ペーターとのほのかな恋心を抱くようになっていた。ところが44年の8月、彼らの隠れ家はナチスの知るところとなり、ついに8人全員連行されてしまうのであった。オットー・フランクを除いたアンネたちはそれぞれの収容所で、その生涯を閉じる。
「アンネの日記(1995)」の解説
戦争の狂気と人種差別の犠牲となった、少女アンネ・フランクのあまりにも有名な日記をアニメ化した感動作。監督は「それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険」の永丘昭典。声の出演は、アンネ役に“グリコBIGプッチンプリン”のCMモデルで知られる高橋玲奈ほか、加藤剛、樫山文枝、SMAPの草なぎ剛、黒柳徹子、坂上二郎ら。また「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマンが作曲した悲しげなピアノのメロディも印象的。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1995年8月19日 |
---|---|
キャスト |
監督:永丘昭典
原作:アンネ・フランク 出演(声):高橋玲奈 加藤剛 樫山文枝 草なぎ剛 坂上二郎 中野聖子 黒柳徹子 滝田裕介 平淑恵 中吉卓郎 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1995) |
上映時間 | 102分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「アンネの日記(1995)」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。