夜光る顔 作品情報

よるひかるかお

夜光る顔! 青白い燐光を放って光る顔が弁護士の野辺地と、脱税を計画中の戦時成金倉石金之助の邸に現れ、五百五十万円の宝石を国家に還えせと宣告して風の如く消える。翌日山崎警部の見張りの目をくぐって宝石が姿を消してしまった。倉石家には今家を捨てて母方の姓稲田を名乗ってレヴューの演出家をしている先妻の子徳穂と、後妻昌枝の娘美也子があった。徳穂は事件の当夜美也子の所を訪ねていたため嫌疑がかかり、取り調べの結果アリバイは成立したが、問題の宝石は夜光る顔によって警部の許に届けられ、その事から警部は徳穂がもう一人あることに気付く。野辺地は脱税の分け前をとろうと画策し徳穂を利用して目的を果たそうとする。ある日野辺地は高石と名乗る謎の男と対談中、高石は突然野辺地の陰謀を罵り、驚いて彼が逃げようとすると、いつの間にか高石の顔が徳穂の顔に変わっていた。一方、山崎警部は徳穂に双生児の弟一穂のあることを知り、金之助を追求していると徳穂がやって来、間もなく真犯人を見たと、野辺地が叫んでいるところへ、もう一人の徳穂が現れ、邸内は騒然となる。先に来ていた徳穂が、金之助の前で『この顔をよく見ろ』と頬のあたりをむしると、金之助はワナワナとふるえだした。彼こそ一穂だったのだ。

「夜光る顔」の解説

「大都会」「旋風街」の久松静児復員第一回監督作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督久松静児
原作菊田一夫
出演宇佐美淳 上代勇吉 逢初夢子 折原啓子 伊沢一郎 伊沢一郎 相馬千恵子 浦辺粂子 見明凡太郎 小原利之 桂木輝夫 花布辰男 宮島城之 宮崎準之助 高田弘 山田春夫
配給 大映
制作国 日本(1946)
上映時間 74分

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最終更新日:2023-03-30 18:30:15

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