俺は流れ星 作品情報
おれはながれぼし
サックス吹きの名手健次は、クラブ“トーキョー・タウン”のバンドに務め、社長松原の用心棒も兼ねていた。ある日、グラマーのミナと恋人のサックス吹き一郎がクラブに飛びこんで来た。一郎の腕はダメだったが、ミナの肉体に目をつけた松原は、子分の神戸のすすめもあって、二人を雇うことにした。さっそく松原はミナを誘惑した。松原の仕事に嫌気がさした健次は、足を洗うことにした。松原は神戸に彼を殺せと命じた。計略を知った健次は逆に神戸を倒し、クラブに戻って松原からミナを取り戻し、一郎に金をやって二人を逃がしてやった。一年後--ある港町で健次は愚連隊から道子を、コパ興業と三崎組の喧嘩からコパの身内ゲンの二人を救った。翌日、健次はキャバレー“コパ”で社長の酒井らと祝杯をあげた。そこで酒井の情婦に会って驚いた。ミナだった。一郎は旅先で死んだという。酒井の手下醍醐は健次におとらず拳銃がうまかった。彼は酒井が三崎組をペテンにかけたのに反感を抱いていた。健次は三崎組の事務所へ喧嘩の真相をたしかめに行った。そこで子分の圭三に乱暴された。それをとめたのは親分の娘道子だった。圭三は嫉妬に狂い健次を襲った。が、彼に諭されて道子とカタギになると誓った。ミナは健次に言いよった。酒井が盗み聞いた。ある日、神戸が健次のことで酒井のところにやって来た。その夜、健次は神戸に狙撃された。だが、死んだのは神戸だった。醍醐が救ったのだ。酒井も倒れ、醍醐も凶弾に倒れた。翌日、健次は波止場に一人サックスを持って立っていた。どことなく淋し気に……。道子とミナがかけつけた時には、どこへともなく立去った後だった。
「俺は流れ星」の解説
松浦健郎の原作を、今村文人が脚色し、「俺は銀座の騎兵隊」の野口博志が監督した歌謡アクション・ドラマ。撮影も「俺は銀座の騎兵隊」の永塚一栄。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:野口博志
原作:松浦健郎 出演:川地民夫 香月美奈子 稲垣美穂子 上野山功一 中田博久 長弘 河野弘 松本染升 宍戸[金英]治 フランク永井 沢井杏介 島村謙次 宇都宮嘉晃 三宅洋 速水脩二 玉井謙介 志方稔 古田祥 荒木良平 山口吉弘 大倉節美 三枝信子 黒木広美 |
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配給 | 日活 |
制作国 | 日本(1960) |
上映時間 | 51分 |
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