花ひらく娘たち 作品情報
はなひらくむすめたち
民子は、いつも地味な和服に身を包み自宅で和文タイプの仕事をしていた。妹の加奈子は、引っ込み思案の姉とは正反対でボーイフレンドにはこと欠かないドライ娘だった。中学生の弟新助はそんな二人に、見合をさせようと思っていた。一方、大助もクラスメート恵子の兄一雄を、姉たちに紹介しようと言いだした。ところが、訪門日が重なり、柿崎家ではその準備にてんてこまいの忙しさだった。一方、柿崎家で偶然に出会った一雄と忠吉は、高校時代の同級生だった。そんな訳で、柿崎家は、和気あいあい賑かな雰囲気に包まれた。次の日曜日、民子と加奈子に大乗り気の二人は、またまた柿崎家でかちあってしまった。四人が揃って、海岸へ散歩に出た時、一雄は父が倒れたことを知らされた。突然の出来事に興奮気味の一雄は、民子に結婚を申し出、民子はそれを承諾し皆を驚かせるのだった。民子をとられてしまった忠吉は、加奈子に接近し、デートをするまで親しくなっていた。しかし、民子の方はいっこうに進展せず、彼女はバーであった信次の野性的魅力に心惹れるようになっていた。そんなある日、一雄が婚約の解消を申し入れて来た。一雄は、母が浮気をするようになってから、毎夜酒に酔いつぶれていた。信次からそんな様子を知らされた民子は、心配して駈けつけ、一雄の気持を理解するのだった。一雄は、民子の優しい心にふれ、再び結婚を約束した。そして、忠吉に求婚された加奈子と共に、式を挙げることになり、柿崎家は二重のおめでたに湧きあがるのだった。若者たちのあかるい声が聞こえていた。
「花ひらく娘たち」の解説
石坂洋次郎の原作を「だれの椅子?」の三木克巳と鎌田敏夫が共同脚色し、「花の恋人たち」の斎藤武市がメガホンをとった青春映画で日活若手のオール・スターもの。撮影は「ある少女の告白 純潔」の山崎善弘が担当した。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:斎藤武市
原作:石坂洋次郎 出演:吉永小百合 和泉雅子 浜田光夫 杉良太郎 渡哲也 清水将夫 沖雅也 松原ノボル 宇野重吉 東恵美子 川口晶 川島育恵 斎藤チヤ子 西恵子 丘みつ子 阿部琴江 神山勝 鶴田喜由 鈴村益代 秋とも子 |
---|---|
配給 | 日活 |
制作国 | 日本(1969) |
上映時間 | 83分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「花ひらく娘たち」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。