リオの若大将 作品情報
りおのわかだいしょう
京南大学の若大将田沼雄一は、恩師平山博士の助手としてリオ・デ・ジャネイロの造船所に招待され、ご機嫌な毎日を送っていた。その上リオ滞在最後の晩、技師長谷村に案内された日本料理店で押田澄子に出会った。澄子は東京極東観光の営業部員で、在留邦人に日本旅行のPRに来ていた。そして接待中の客が急病で倒れた時、それを救ってくれた雄一に好意をもつようになった。東京に帰った雄一は、谷村の娘江美子に谷村から預った手紙を届けた。江美子は清明女子大に在学中で、大学バンド合戦を前に闘志を燃やしていた。二人は負けた方が食事をおごる約束をした。だが、雄一のバンドは青大将の演奏ミスで江美子のバンドに敗退。声援にかけつけた澄子を前に、江美子と約束のデートに出かけなければならなかった。夏休み、雄一は平山教授の代理で再びリオに行くことになった。ところが機内で、父親のもとに帰る江美子とバッタリ。雄一に気のある江美子は、豪華な観光旅行に招待した。コパカバーナの浜辺にやって来た二人は、そこでランチャーズの面々に出会ってビックリ仰天。青大将が演奏旅行と称し、連中を連れてきていたからだった。無一文のランチャーズ。雄一はリオのクラブでアルバイトをはじめた。そこで澄子と再会したか、ハレンチな青大将の横やりが入って、二人のデートもむちゃくちゃ。心と心は結ばれながら、雄一には江美子、澄子には現地の有力者宇野の孫一郎と別のカップルが出来上ってしまった。ある日、雄一に造船会社から就職試験の合格通知が届いた。「田能久」の跡とりが店をつがないと父親の久太郎は烈火のごとく怒ったが、おばあちゃんが雄一の肩をもちその場はおさまった。雄一の学生生活最後の試合のフェンシング大会が近づいてきた。雄一は邪念をはらうため豪海和尚の寺にこもり修業、見事優勝の栄誉に輝いた。やがて卒業式がやってきた。そこには、田能久の婿養子を決意した江口、それに澄子から愛をうちあけられた雄一の。晴れやかな顔があった。
「リオの若大将」の解説
「ゴー!ゴー!若大将」のトリオの田波靖男が脚本、岩内克己が監督、斎藤孝雄が、撮影をそれぞれ担当した。昭和三六年「大学の若大将」でスタートしたシリーズの最終作。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:岩内克己
出演:加山雄三 有島一郎 飯田蝶子 中真千子 田中邦衛 江原達怡 星由里子 中尾ミエ 喜多嶋瑛 喜多嶋修 渡辺有三 大矢茂 左卜全 久保明 中村伸郎 佐田豊 宮口精二 北沢彪 田島義文 浦島千歌子 今東光 藤木悠 松原光子 勝部義夫 小林夕岐子 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(1968) |
上映時間 | 104分 |
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