べらんめえ芸者と大阪娘 作品情報
べらんめえげいしゃとおおさかむすめ
天下のべらんめえ芸者、富貴乃家の小春姐さんは、妹芸者美千代と梅奴をつれて年始まわりの途中、下駄問屋三角商店の鉄也と会った。小春の尽力で浮浪児から足を洗った因縁で、鉄也は小春に頭が上がらない。父のすすめる縁談が気に入らず、大阪から恋人のいる東京へ逃げてきた真弓という娘が、三角屋商店の居候になった。彼女は小春と瓜二つだが、大変におとなしいので鉄也はゴキゲン。一方、小春は目下売り出し中の「恋の活力素・ポンジュース」をのんだ〆香が腹痛を起こしたことから、発売元の道頓堂本舗にどなり込むが、母の電話で〆香の腹痛は食べすぎと判った。青年支店長桧山圭吉の男らしい態度は、小春の心をとらえずにはおかなかった。ところで、奇縁にも真弓の恋人こそ、恋の活力素のキャッチフレーズの立案者馬場三郎であった。真弓の父、日暮研造の経営する工場は道頓堂の資本が入っているところから、おいそれとは断れない縁談なのだ。真弓から事情を聞いて愕然とした三郎は、当分は形勢を観望することにきめた。まもなく、真弓にアルバイト口を頼まれていた鉄也が、一晩で三万円という素晴らしい仕事を探してきた。かねてから小春のステージ出演を望んでいたナイトクラブ・ハリケーンの支配人を口説き落としたのだ。真弓は小春に援助を求め、そのとき真弓の生い立ちを聞いた小春は、自分と真弓が双生児の姉妹だと知った。ハリケーンは名妓小春をステージに迎えて大盛況。実は本物の小春だが、真弓とばかり思い込んでいる鉄也は有頂天である。圭吉が惚れているのが小春、三郎が恋しているのが真弓なのだが、ハリケーンの舞台以来それが妙にこんがらかって事件はもつれるばかり。しかし、小春の努力ですべては円満に納まり、三郎と真弓はめでたく結ばれた。
「べらんめえ芸者と大阪娘」の解説
べらんめえ芸者シリーズの第三作。スタッフは前回の「べらんめえ芸者佐渡へ行く」と同じ。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:渡辺邦男
出演:美空ひばり 美空ひばり 高倉健 石黒達也 水原弘 伊志井寛 木暮実千代 星美智子 滝千江子 阿久津克子 小野透 坂本武 沢村貞子 関山耕司 不忍郷子 愛川かおる 小林テル 大東良 都健二 仲塚光哉 光岡早苗 梅野邦子 矢島由紀子 |
---|---|
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(1962) |
上映時間 | 88分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「べらんめえ芸者と大阪娘」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。