バカヤロー!2 「幸せになりたい。」 作品情報

ばかやろーつーしあわせになりたい

〔「パパの立場もわかれ」〕旅行代理店社員の岡田良介は、お得意様の苦情処理係。日曜日もお詫びに回っている。家に帰れば妻の夏子と娘の亜矢子に「どこへも連れてってくれない」と文句を言われる。ある日、社員特典で南太平洋、ニューカレドニアの切符を3枚予約し、家族旅行の約束をした。二人は大喜びで、良介もホッとしたが、上役から強引にお得意様へ回すよう命令された。夏子と亜矢子は近所の人や友達に言った手前、良介を責めたのだった。そこで良介は“苦労している自分の身にもなれ!”。 〔「こわいお客様がイヤだ」〕梶木丸男は深夜のコンビニエンス・ストアでアルバイトしているが、仕事は暇で相棒の鳥井は座ってマンガを読んでばかり。お客も暴走族風の男やらどこか変な人が多い。ある日可愛い女の子がやって来て、梶木は一目惚れした。しかし、彼女を意識するあまり幻想をみるようになった。万引きをする男、牛乳を飲んじゃう男、ノートに似顔絵を描く女、パンティストッキングをはきかえる女、食いちらかす男、雑誌を立ち読みし切り取る女、犬を連れてきてオシッコさせる女など……。気の弱い梶木はついに“バカヤロー!”と叫んだのだった。 〔「新しさについていけない」〕郊外の建売り住宅に引っ越してきた新婚カップルの秋男とむら子。二人はユーミンのレコードをかけようとしたが針がないので買いに出かけた。しかし、CD時代の電気屋はなかなか針を売ってくれない。音のうるさい旧型の掃除機や洗濯機も買い替えたが、隣の電気に詳しい青年がいろいろ文句をつける。その親戚の電気屋という男も出しゃばり、秋男は“バカヤロー!”と叫んだのだった。 〔「女だけトシとるなんて」〕26歳の理恵は結婚式で、自分より若そうな新婦の表情を感慨深げに見ていた。恋人は煮え切らず、理恵は東京の会社を辞めて故郷へ帰った。しかし、地元の会社は東京帰りを煙たがり、親は見合いを勧める。夫を交通事故で失した友達を見て再就職を決意するが、面接で年齢や結婚のことばかり問題にされ、理恵はついに啖呵を切ったのだった。

「バカヤロー!2 「幸せになりたい。」」の解説

普段は大人しい人間が幸せになりたいために「バカヤロー!」と叫ぶ4パターンのシチュエイションをオムニバス形式で描く。「バカヤロー!」シリーズの第2弾で、脚本は「悲しい色やねん」の森田芳光が執筆。監督は新人の本田昌広、鈴木元、岩松了、成田裕介、撮影は「ひぃ・ふぅ・みぃ」の栢野直樹と「Aサインデイズ」の浜田毅がそれぞれ2話ずつ担当。主題歌は、RCサクセション(「サン・トワ・マ・ミー」)。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1989年7月8日
キャスト 監督本田昌広 鈴木元 岩松了 成田裕介
出演小林稔侍 風吹ジュン 高橋祐子 橋爪功 相田寿美緒 十貫寺梅軒 逗子とんぼ 高森えりか 中本美鈴 野坂きいち 斉藤寿美子 柿沼利江子 堤真一 金子美香 太田光 金田明夫 光石研 島崎俊郎 田中裕二 柴谷英樹 黒木まや 桂木麻也子 イッセー尾形 菅田俊 小河麻衣子 銀粉蝶 小宮慎二 宮田早苗 ベンガル 吉次加奈子 藤井郁弥 荻野目慶子 尾美としのり 柄本明 広岡由里子 竹中直人 佐藤恒治 大久保了 山田邦子 市山登 辻村真人 水野久美 香坂みゆき 安藤一夫 海一生 伊藤洋三郎 加藤善博 桜金造 金子研三 阿本真亜子 林田河童 アンヌ・マレイ 石井きよみ 杉澤幸恵
配給 松竹
制作国 日本(1989)
上映時間 98分

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最終更新日:2024-04-30 12:00:16

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