うれしはずかし物語 作品情報
うれしはずかしものがたり
中年サラリーマンの三国裕介は会社では部長の地位にあり、家庭では良き妻と子供に恵まれていたが、なにか満たされぬ思いがあった。ある晩裕介はチャコという若い娘と週一回の愛人契約を結び、彼女は金曜日になると彼のプライベートなマンションに遊びに来るようになった。一方、裕介の妻・和歌子は良妻賢母で通っていたが、外山という若いボクサーと知り合い、不倫に陥ってしまう。裕介も和歌子も若い恋人ができて毎日が楽しくてしょうがないが、まさか相手が浮気しているとは思っていない。しかし、ある晩いくら待っても、チャコは現われなかった。裕介はいらいらしながら翌日もマンションに行くと、チャコがいた。初めは約束を破ったことを責めるが、彼女の魅力に負けて許してしまう。やがて二人は頻繁に会うようになり新しくアパートを借りたが、そこは外山のアパートの向いだった。チャコが少女から大人の女へと変化するにつれ、裕介の思いもときめきから戸惑いへと変わってきた。ある日裕介はチャコの姉の差し金で、やくざ風の男に「チャコと別れろ」と脅かされた。裕介がその足でアパートへ行くと、そこにはチャコとボーイフレンドの舟戸がおり、彼は夢が終わったことを悟った。金曜日、裕介はチャコと最後の契約を果たすために抱き合ったが、窓が開いていたので、向かいのアパートで外山と抱き合う和歌子と目が合ってしまった。二人はお互いの気持ちがわかるだけに責める気になれず、再び平穏な家庭生活へと戻っていった。
「うれしはずかし物語」の解説
中年サラリーマンと少女との純愛を描く。ジョージ秋山原作の同名劇画の映画化で、脚本は「白衣物語淫す!」の竹山洋が執筆。監督は「化身(1986)」の東陽一、撮影は「永遠の1/2」の川上皓市がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1988年3月19日 |
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キャスト |
監督:東陽一
原作:ジョージ秋山 出演:川上麻衣子 寺田農 本阿彌周子 渡浩行 麻生かおり 佐久間哲 草見潤平 島村紀之 持田美保 三田村賢二 岩城正剛 梅津栄 |
配給 | にっかつ |
制作国 | 日本(1988) |
上映時間 | 89分 |
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