海賊王バイキング 作品情報
かいぞくおうばいきんぐ
西暦七〇〇年の頃、バイキングのシグルト大王の息子ハラルド(キャメロン・ミッチェル)とグンタルの兄弟は長い船旅を終え故郷ビケンに帰った。しかし父はノルウェー王ズベノ(エドモンド・パードム)に殺されていた。復讐を誓った兄弟は四散した部族を集め機会をうかがった。その頃ズベノ王は従妹のヒルデ姫(イザベル・コーレイ)をデンマーク王に嫁がせ、いずれ同国を併合しようと企んでいた。偶然とらえたデンマーク大使から事情を聞いたハラルドは、デンマーク使節に化けてノルウェーにのりこんだ。そしてヒルデ姫をデンマークに送るといつわって腹心の部下をつけ国外に出した。が、彼自身は人質としてとめておかれ、ノルウェー宮廷を出ることができなかった。その頃、ハラルドの留守中、腹黒いハアコンが彼の地位を狙って叛乱を起した。弟グンタルは兄に事態を報告すべくノルウェーに潜入し、ズベノ王配下に捕えられた。叛乱で逃れたデンマーク大使がノルウェーにやってきたため、化けの皮をはがれたハラルドは弟を救けて海にとびこみノルウェーを脱出した。故郷にもどりハラルドはハアコンを殺したが、弟は死んだ。ついでヒルデ姫に会ったハラルドは彼女への愛をうちあけ、二人はともに暮すことになった。が、ズベノ王はヒルデ姫をさらって去った。怒りを爆発させたハラルドはバイキングの軍船をつらねてノルウェーを攻めた。そして城の一室に閉じこめられたヒルデ姫を救い、ズベノ王を倒した。バイキングの勝利をつげる角笛が鳴りひびき、ハラルドはヒルデ姫と結ばれた。
「海賊王バイキング」の解説
A・デ・リゾ、グイド・ズーリ、ジャコモ・ジェンティローモの共同脚本をジェンティローモが監督した海賊活劇。撮影は「ローマの女」のエンツォ・セラフィン、音楽はロベルト・ニコロージ。出演は「回転木馬」のキャメロン・ミッチェル、「皇太子の初恋」のエドモンド・パードム、「男と女」のイザベル・コーレイなど。イーストマンカラー・トータルスコープ。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:ジャコモ・ジェンティローモ
出演:キャメロン・ミッチェル エドモンド・パードム イザベル・コーレイ Helene Remy ジョルジョ・アルディソン アンドレ・オーレリ Carla Calo |
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配給 | 東和 |
制作国 | イタリア(1960) |
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