新・殺しのテクニック 次はお前だ! 作品情報

しんころしのてくにっくつぎはおまえだ

イタリアの中都市。大晦日のパーティで、元旦の明け方、大学教授ルボックが何者かに襲われ重傷を負った。“ガゼッティ紙”の犯罪記事担当の敏腕記者アンドレア(F・ネロ)は、この事件を嗅ぎまわろうとしたとたん、病院長のビニー博士の半身不随の妻ソフィアが殺されるという事件が発生、容疑はビニー博士、さらにはアンドレアにもかけられた。アンドレアは勘を頼りに、やみくもに動いた。目下同棲中の可愛い娘ルー(P・ティフィン)の兄ウォルターはレーシング・ドライバーだが、彼がビニー博士と何等かの関係があると目星をつけたとき、第二の殺人が起った。アンドレアの上司トラベルシが殺されたのだ。死因は持病の喘息の発作による絶息だが、死に顔には明らかに恐怖と苦悶が浮びでて兇器なき殺人と思われる状況が歴然とあった。アンドレアは執拗にビニー博士とウォルターを追った。しかし彼等の結びつきは秘密クラブでの妖しい密室での中に過ぎなかった。そして第三の事件が発生、アンドレアの恋人イザベル(I・フルステンベルグ)が殺害されたのだ。続いて殺人鬼の狂気のナイフはウォルターの愛人ジュリアののどもとをえぐった。ついにアンドレアは事件のキー・ポイントを探りだした。犯行は必ず火曜日に起っている、呪われた火曜日、山羊座にまつわる生れ月の神秘とも関係があるようだ。そして次の火曜にはアンドレアが惚れているヘレン(S・モンティ)が旅行にでて、留守に幼い息子トニー一人になる。犯人の次の獲物はトニーだ。果して犯人はトニーを襲った。駆けつけたアンドレアは犯人と格闘、腕力に勝るアンドレアは犯人を倒した。はいだ仮面の下には意外にもルボック教授の顔がのそいていた。アンドレアはこれでぐっとヘレンに近づいた。

「新・殺しのテクニック 次はお前だ!」の解説

残忍な連続殺人事件を追う犯罪記者の活躍を描く。製作はマノロ・ボロニーニ、監督は「裏切りの荒野」のルイジ・バッツォーニ、D・M・デバインの原作小説をバッツォーニ、マリオ・ディ・ナルド、マリオ・フェネリが共同脚色、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽は「狼の挽歌」のエンニオ・モリコーネ、編集はユージェニオ・アラビソが各々担当。出演は「警視の告白」のフランコ・ネロ、パメラ・ティフィン、「火の森」のシルヴィア・モンティ、イラ・フルステンベルグ、エドモンド・パードム、ヴォルフガンク・プライスなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1972年5月13日
キャスト 監督ルイジ・バッツォーニ
原作D・M・デバイン
出演フランコ・ネロ パメラ・ティフィン シルヴィア・モンティ イラ・フルステンベルグ エドモンド・パードム ヴォルフガンク・プライス
配給 松竹映配
制作国 イタリア(1971)

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最終更新日:2022-07-26 11:03:58

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