マーフィの戦い 作品情報

まーふぃのたたかい

第二次大戦も終り頃、ナチス潜水艦の猛攻にあって、ただ一人生き残ったマーフィ(P・オトゥール)は、運よく近くの島民に助けられ、島の伝導病院に働く女医ヘイドン(S・フィリップス)の手厚い看護を受けた。マーフィの傷もいえたころ、海岸に彼の上官だったエリス中尉が瀕死体でうちあげられた。エリス中尉はマーフィに不時着した自分の飛行機を修理するよう命じた。命を受けたマーフィが、島で知りあった石油会社の管理人フランス人のルイ(P・ノワレ)と飛行機を修理して戻ってくると、ナチス潜水艦ラウフ艦長(H・ヤンソン)以下乗組員によってエリス中尉が射殺されていた。マーフィは激しい憤りを覚え、ナチス潜水艦撃沈を決意した。彼は修理した飛行機にガソリンを積み込みはじめての操縦にかかわらず、うまく飛びたった。大河上流の岸辺にかくれていた潜水艦を発見したマーフィは、あびせてくる機銃掃射をかわして、爆弾を投下、見事命中と意気ようようと引きあげてきたのも束の間、ちゃちな爆弾などにびくともしない潜水艦によって島は手ひどい報復を受けた。彼は今度はルイのクレーン船で直接潜水艦に体当りする戦法を思いついた。しかし、そのころラジオは、ドイツの降伏による戦争終結を伝えていた。だが復讐の鬼と化したマーフィは猛然と敵艦体当りを敢行した。しかし、敵艦は激突寸前、潜水してかわした。唇をかむマーフィはしかし、水面に妙なアワのたつのを発見した。潜水艦が海底の泥につっこみ動なくなっているのだ。その時マーフィは敵艦のはずれた魚雷が岸にうちあげられているのを見つけだした。これで敵艦を爆破するのだというマーフィのあまりの執念にあきれはてたルイは船をおりていってしまった。マーフィは一人でクレーンを操作して、魚雷を投下、見事豪沈させた。がその衝撃でマーフィの乗ったクレーン船は真っ二つに裂け、クレーンにはさまったマーフィーは身動きできず、海の底深く沈んでいった。

「マーフィの戦い」の解説

男の燃えたぎる執念を描いた戦争アクション。製作はマイケル・ディーリー、監督は、「ブリット」のピーター・イェーツ、脚本はスティーリング・シリファント、撮影はダグラス・スローカム、音楽はジョン・バリーが各々担当。出演は「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール、シアン・フィリップス、フィリップ・ノワレ、ホルスト・ヤンソンなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1972年1月22日
キャスト 監督ピーター・イェーツ
出演ピーター・オトゥール シアン・フィリップス フィリップ・ノワレ ホルスト・ヤンソン
配給 大映第一フィルム
制作国 イギリス(1971)

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最終更新日:2022-07-26 11:03:58

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