帰らざる海兵 作品情報
かえらざるかいへい

朝鮮戦争の最中、海兵部隊が仁川上陸作戦に参加する。カン・デシク分隊長(チャン・ドンフィ)が率いる分隊員は、廃墟となった町で北朝鮮軍と銃撃戦を繰り広げる。そんななか、ある母娘が建物から飛び出してきて、少女ヨンヒ(チョン・ヨンソン)だけが生き残る。ソウル奪還後、部隊は少女を軍隊袋の中に入れてかくまいながら北進する。だが、圧倒的な数の中共軍(中国人民志願軍)に包囲され、退路を断たれてしまう。激しい戦闘の中で、隊員たちが一人、また一人と命を落としていく。最後に生き残った者たちにも、過酷な運命が待ち受けていた。
「帰らざる海兵」の解説
朝鮮戦争の最中のある韓国海兵隊の戦いと日常を通して、同じ民族が殺し合う悲劇を細やかにそしてリアルに描いた韓国映画。1963年の本国公開当時、戦争映画としては異例の20万人を動員した。監督は韓国映画界を代表する作家のひとり、イ・マニ(1931-1975年)。イ・マニは朝鮮戦争で暗号兵として従軍後、1961年に「走馬燈」で監督デビュー、「帰らざる海」(1963年)、「晩秋」(1966年)、「休日」(1968年)などを発表。戦争映画、メロドラマ、スリラー、ノワールなど幅広いジャンルを手がけながら、一貫して過酷な運命に翻弄される人々の姿を描き続けた。1975年、遺作「森浦(サンポ)への道」の最終録音中に急逝。43歳の若さで世を去るまでに51本の作品を残している。2026年9月19日より東京・シネマヴェーラ渋谷で開催の「ジャンルを越え、時代を越える――イ・マニ特集」にてデジタル上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2026年9月19日 |
|---|---|
| キャスト |
監督:イ・マニ
脚本:チャン・グクチン 出演:チャン・ドンフィ チェ・ムリョン イ・デヨプ チョン・ヨンソン |
| 配給 | ダッサイ・フィルムズ |
| 制作国 | 韓国(1963) |
| 上映時間 | 110分 |
(C)Won Seung-suk
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