プライベート・ケース 作品情報
ぷらいべーとけーす

パリで精神分析医として成功を収めるアメリカ人医師リリアン(ジョディ・フォスター)は、長年にわたり診察していた患者ポーラの突然の死の知らせを受ける。診察中にそのような兆候は一切なく、リリアンは違和感を覚える。単なる事故死ではなく殺人ではないかと疑うが、患者の“プライベートな領域”に関する守秘義務のため、警察を頼ることはできない。自分で真相を突き止めると決意した彼女は、ポーラの死について調査を始める。一方、ポーラの死をきっかけに、状況に関係なく涙が溢れ出る異変に見舞われたリリアンは、眼科医の元夫ガブリエル(ダニエル・オートゥイユ)の元をやむなく訪ねる。涙の原因は分からなかったが、事件の捜査を手伝ってもらうことになる。元夫を相棒にますます大胆に探偵まがいの捜査に乗り出したリリアンは、やがて危険な真実に近づいていく……。
「プライベート・ケース」の解説
「告発のゆくえ」「羊たちの沈黙」のオスカー俳優ジョディ・フォスターが、フランス映画初主演を果たしたミステリー。パリで精神分析医をしているリリアンは、長年診ていた患者ポーラの突然の死を知る。殺人ではないかと疑った彼女は、元夫とともに調査を開始する。監督は「プラネタリウム」のレベッカ・ズロトヴスキ。出演は、「ベル・エポックでもう一度」のダニエル・オートゥイユ、「急に具合が悪くなる」のヴィルジニー・エフィラ、「蛇の道」のマチュー・アマルリック。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2026年7月24日公開予定 |
|---|---|
| キャスト |
監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ジョディ・フォスター ダニエル・オートゥイユ ヴィルジニー・エフィラ マチュー・アマルリック ヴァンサン・ラコスト ルアナ・バイラミ ノーム・モルゲンステルン |
| 配給 | スターキャットアルバトロス・フィルム |
| 制作国 | フランス(2025) |
| 年齢制限 | PG-12 |
| 上映時間 | 107分 |
| 公式サイト | https://cinema.starcat.co.jp/privatecase/ |
(C)LES FILMS VELVET -BUENOS HAIR -FRANCE 3 CINEMA
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「鎌倉の隠居」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2026-06-04
ジョディ・フォスターが全編、流暢なフランス語でパリ在住の精神分析医を演じた『プライベート・ケース』は、今年3月に渋谷で開催されたフランス映画祭でオープニング作品としてジャパンプレミア上映され話題となった。同作は、昨年のカンヌ国際映画祭に正式出品された一本だが、共演者として今年のカンヌで岡本多緒とともに『急に具合が悪くなる』での演技により主演女優賞の栄誉を得たヴィルジニー・エフィラが重要な配役で登場する。夏の公開時にはそのことも加わり広く関心を集めることになるだろう。
作品はミステリー仕立ての心理劇である。冒頭いきなり禁煙治療の無力を責め立てられ、それに輪を掛けるようにして長年治療を続けてきた患者の自死を告げられ葬儀の場で患者の夫から責任を追及、罵倒される。物語は、この自死が実は夫か娘による殺害ではなかったかと不審を抱き、それを突き止めようとする精神分析医の行動が主軸となるのだが、これに精神分析医自身の内面の自縛が大きく絡み合ってくる。ジョディ・フォスターらしい濃密で緊迫した内実葛藤シーンの連続で観ていて息が詰まる。パリ在住のアメリカ人医師という設定がもたらす日常の微妙な違和感も見事なスパイスとなって物語に深みをもたらしている。別れた夫、関係が思わしくない息子家族、事件担当の警察官、殺害を疑う患者の夫、治療のありように疑義を差し挟む恩師、静謐をかき乱す階上の住人等々、関わるいずれもがひと癖もふた癖もあるよう男たちばかりで、精神分析医は翻弄される。アメリカ映画にあるようなステレオタイプな展開にはならず、物語はエスプリ豊かに進行し上質感に満ちたフランス映画らしい仕上がりで結末に向かう。
日本公開は7月24日予定。詳細は以下の公式サイトで。 cinema.starcat.co.jp/private-case/



