P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-09
ケネディ大統領の暗殺の計画は、1963年6月5日に立てられた。
立案者は、ダラスの石油王や元CIAの長官たちで、彼らの目には、ケネディさえも進歩的に見え、従って邪魔者になってきたのだ。
ロバート・ライアンが、元CIAの長官。
バート・ランカスターが、元CIAの要員と言う役どころで、この計画の実行の指揮者として、それぞれ存在感があったと思う。
これは劇映画なのだ。だが、ケネディが暗殺されて10年目の1973年に、このアメリカ映画が、暗殺事件の真犯人たちを描いたのだから、なんという勇気だろう。
プロの狙撃者たちが何人もいて、様々な状況に合わせて、標的を撃ち抜くための猛訓練をする。
替え玉も用意し、暗殺実行のその日まで、じわじわとサスペンスを盛り上げていく。
事件の再現シーンも、巧みな構成であったと思う。