いつも心に太陽を 作品情報

いつもこころにたいようを

マーク・サッカレイ(シドニー・ポワチエ)はもともとエンジニアなのだが、適当な勤務先もみあたらないまま、貧しい地区にある学校の教師になった。サッカレイの受持ちのクラスは、最終学年の10代の若者たちだが、手のつけられない連中ばかりだった。しかしサッカレイは自分の過去の経験から、生徒たちの非常識な行為は生れながらのものではなく、その環境から生れたものであることを知っていた。サッカレイは生徒たちに規律とか自尊心、自制心、責任感などを教えこむには、彼らを大人として扱う必要があると悟り、まず彼らに基本的な礼儀を守らせることにした。このやり方は不良生徒たちの間に動揺を与えたが、そのうち少しづつ効果をあらわしはじめ、サッカレイは生徒たちに尊敬されるようにさえなった。ところがある日、ある体育の教師が、臆病な生徒に無理にとび箱をとばせて重傷を負わせたことから、教師と生徒との間は再び険悪な状態に戻ってしまった。サッカレイは体育の時間を代わって担当したが、少年たちの前で屈辱を与えようという魂胆のデンハム(クリスチャン・ロバーツ)にボクシングの挑戦をうけた。ところがノックアウトされたのはサッカレイではなく、デンハムだった。だが、このことがきっかけとなってサッカレイと生徒たちの間にまた新しい絆が生まれた。しかし、自分の方法が失敗だったと考えたサッカレイは、ちょうど決まったラジオ会社に移ろうと思っていた。卒業のダンス・パーティーで、生徒たちの姿はガラリと変わって、立派な大人になっていた。そして生徒たちから贈られたプレゼントにそえられたカードに、「先生に、愛をこめて」のメッセージをよんだサッカレイは、学校にとどまる決心をした。

「いつも心に太陽を」の解説

現ギアナ国連大使E・R・ブレイスウエイトの自伝小説から、「キング・ラット」の原作者であり「大脱走」「サタンバグ」などの脚本家でもあるジェームズ・クラベルが製作・脚色・監督した学園もの。撮影はポール・ビーソンで、音楽はロン・グレイナーが担当。出演は「いのちの紐」のシドニー・ポワチエ、新人のクリスチャン・ロバーツ、ジュディ・ギーソン、スージー・ケンドール、ルルなど。製作総指揮にジョン・R・スローン。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 コロムビア映画
制作国 アメリカ(1967)
上映時間 105分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「いつも心に太陽を」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-10-03 14:36:29

広告を非表示にするには