007/死ぬのは奴らだ 作品情報

だぶるおーせぶんしぬのはやつらだ

ジェームズ・ボンド(R・ムーア)が、ベッド・メイトと楽しい時を過ごしていた時、突然三人の情報員の死の知らせと“M”の指令がとびこんできた。ボンドは急ぎ、ドクター・カナンダ(Y・コットー)と対決すべくニューヨークへ飛び立った。が、早くもその動きを察知した組織はボンドを襲った。招き入れられたレストラン、突然回転したテーブルはボンドを神秘的美女ソリティア(J・セイモア)の前に連れだした。落着きはらった彼女の手から謎のタロット・カードが開かれ、ポンドの死を告げた。即座に危機を感じたボンドはティー・ヒー(J・W・ハリス)のメカニック・アーム(義手)から逃れ、ドクター・カナンダの本拠地に潜入すべく、サン・モニクへ向かった。しかし、ボンドの行動はソリティアの超人的霊感能力によってことごとく敵に筒抜けだった。ボンドが泊った部屋には毒蛇が待ち受けていた。危機を脱した直後CIAの連絡員だというロージー(G・ヘンドリー)にであった。ボンドは彼女を二重スパイと見破ったが、実は彼女はカナンダによって心を操られていたのだ。この地に、人を寄せつけぬほどの断崖上に邸宅があった。その秘密の一部屋で、ソリティアはカナンダに占い告げていた。ボンドはすぐここに来るだろう、と。その夜、ボンドは闇に乗じて邸宅に忍び入った。ソリティアは動じる事なくボンドを迎え、タロット・カードでの火花を散らす対決が始まった。ボンドは勝利を収め、カードが示す意味同様に彼女の部屋でベッドを共にした。彼女は初めて男に身を任した事によって予言力を失うことになった。カナンダの報復は免れえない。二人は脱出した。地上、そして空中からの追跡を逃れたのもつかの間、空港での待ち伏せにであった。セスナが格納庫に突っ込む。ボンドはとっさに飛び乗った飛行機で脱出した。サン・モニクに戻ったボンドはサメディ男爵(G・ホルダー)になるブードー教の生けにえにされるソリティアの危機を知り救出に向かった。二転三転の格闘の末、カナンダは体を破裂され、サメディ男爵は蛇の群れの中で死んだ。事件の解決を見たと思われたボンドとソリティアは列車での旅の途中、最後の危機にみまわれた。しかし執念深いティー・ヒーとの格闘の末、彼を窓の外へ突き落したボンドは、今やっとソリティアと二人きりになれた。

「007/死ぬのは奴らだ」の解説

ショーン・コネリーから三代目ロジャー・ムーアにバトン・タッチされて新たに登場したシリーズ八作目。製作はハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ、監督は「007/ダイヤモンドは永遠に」のガイ・ハミルトン、イアン・フレミングの原作をトム・マンキーウィッツが脚本化。撮影はテッド・ムーア、音楽はジョージ・マーティン、主題歌をポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーが作曲し、“ジェームズ・ボンドのテーマ曲”をモンティー・ノーマンが作曲している。編集はバート・ベイツ、レイモンド・ポールトン、ジョン・シャーリーが各々担当。出演はロジャー・ムーア、ヤフェット・コットー、ジェーン・シーモア、クリフトン・ジェームズ、ジュリアス・W・ハリス、ジェフリー・ホールダー、デイヴィッド・ヘディソン、グロリア・ヘンドリー、バーナード・リー、ロイス・マクスウェル、ロイ・スチュアート、B・J・アーノウ、マデリン・スミスなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1973年7月14日
キャスト 監督ガイ・ハミルトン
原作イアン・フレミング
出演ロジャー・ムーア ヤフェット・コットー ジェーン・シーモア クリフトン・ジェームズ ジュリアス・W・ハリス ジェフリー・ホールダー デイヴィッド・ヘディソン グロリア・ヘンドリー バーナード・リー
配給 ユナイト
制作国 イギリス(1973)
上映時間 121分

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-02-12

この映画「007/死ぬのは奴らだ」は、三代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアが初登場した、シリーズ第8作目の作品だ。

麻薬市場の独占を企む、アフリカの巨悪を相手に、ボンドが大活躍する。

ヴードゥー教、タロット、カードといった、オカルト的な要素を取り入れ、活劇だけではない、ユニークな面白さを生み出している。

主題歌の担当にポール・マッカートニーを起用し、007シリーズ初のロック・ナンバーとなり、我々を魅了した。

最終更新日:2024-03-12 15:48:50

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