読まれなかった小説 作品情報

よまれなかったしょうせつ

トルコの田舎町に生きる父子の軋轢と和解を描く

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トルコ西部の小さな町に、大学を卒業したシナンが戻ってきた。就職はまだだが、彼の夢は作家になる事だった。父のイドリスは定年間近の教員だが、競馬で作った借金があり、一家の生活には余裕がない。イドリスはシナンに教員試験を受けるように促すが、シナンは気が進まなかった。仕事が決まらないまま、シナンは処女小説を自費出版する。その一方で、父イドリスに対する不満は高まっていった。

「読まれなかった小説」の解説

前作『雪の轍』でカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを獲得し、一躍その名を世界に知らしめたトルコのヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督。今回も3時間あまりの長尺で、トルコの地方に生きる人々の人間関係を描いている。物語の軸となるのはある一家の息子と父の関係。大学を卒業したばかりでまだ就職もしていない主人公は、経験はなくともプライドだけはかなり強い。そんな彼からすれば、賭け事のせいで家族ばかりか周囲からも信頼を失った父親は、人生の負け犬だ。父親をけなすシナンを母親はなだめるが、シナンの気は収まらない。人は若い頃は「自分は親には似ていない」と思っているが、歳を経ていくと意外に根っこでは似ているところがあると気づく。一番理解し合えないと思っていた父親と主人公をつなぎとめたのは、“小説”だった。世代間の対立と和解を、美しい映像と多くのセリフで見せてくれる作品。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年11月29日
キャスト 監督・脚本ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演アイドゥン・ドウ・デミルコル ムラト・ジェムジル ベンヌ・ユルドゥルムラー ハザール・エルグクル
配給 ビターズ・エンド
制作国 トルコ=フランス=ドイツ=ブルガリアほか(2018)
上映時間 189分
備考 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開
公式サイト http://www.bitters.co.jp/shousetsu/

(C)2018 Zeyno Film, Memento Films Production, RFF International, 2006 Production, Detail Film,Sisters and Brother Mitevski, FilmiVast, Chimney, NBC Film

予告編動画

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最終更新日:2019-11-01 00:10:45

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