籠の中の乙女 作品情報

かごのなかのおとめ

家族という名の狂気が生む悲喜劇

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郊外に建つプール付きの邸宅に暮らす一家。高く張り巡らされた塀の外に出ることが出来るのは父親だけだ。家長である父親が食料などの物資を危険な外の世界から調達し、子どもたちは塀の外は疎か塀に近づくことも禁じられている。彼らには独自のボキャブラリーと厳しいルールが与えられ、家族だけで完結する暮らしを送っていた。が、長男のために外からクリスティーナという女性が招かれたことで亀裂が生じ始める。

「籠の中の乙女」の解説

あまりに奇妙。しかも、あからさまに暴力的で、思わずぎょっとさせられる。妄想的パーフェクト・ワールドを断固死守する両親と、純粋培養される3人の子供たち。そこは脅しとまやかしで守られた閉じられた空間だ。もちろん、子供たちは否応なく成長し、破綻の日は確実にやってくるはずなのだが。監督・脚本のヨルゴス・ランティモスは、大胆で独創的な着想と毒気たっぷりのユーモアに満ちたこの長編デビュー作で、2009年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞、続いて米アカデミー賞外国語賞にもノミネートされ、瞬く間に国際的な注目を集めたギリシャ映画界の新鋭。一度観たら脳裏に焼き付く事間違いなしの一本。

籠の中の乙女のイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年8月18日
キャスト 監督ヨルゴス・ランティモス
出演クリストス・ステルギオグル ミシェル・ヴァレイ アンゲリキ・パプーリァ マリア・ツォニ クリストス・パサリス アンナ・カレジドゥ
配給 彩プロ
制作国 ギリシャ(2009)
年齢制限 R-18
上映時間 96分

(C)2009 BOO PRODUCTIONS GREEK FILM CENTER YORGOS LANTHIMOS HORSEFLY PRODUCTIONS - Copyright (C)XXIV All rights reserved

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-06

スターチャンネルのTV 放映で英国映画<ヴィジット~消された過去>を観ていたら密室内劇のギリシャ映画の本編やキューブリック監督作品<シャイニング>等を連想。本編は渋谷のイメージ・フォーラムのスクリーンでロードショー公開時に見た。隔離し現実の世の中から遮断された奇妙な、二人だけの小宇宙。其処から視えて来る障壁は家族と言う名でシンボライズされた国家なのかも知れないが…。

最終更新日:2019-02-14 10:00:47

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