しあわせの隠れ場所 作品情報

しあわせのかくればしょ

父親の顔も知らず、母親とも引き離された10代の黒人の少年マイケル・オアー(クイントン・アーロン)は、家も寝るところなく、ホームレス同然の生活をしていた。ある真冬の夜、Tシャツと短パン姿で歩いていた彼に、白人女性リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)が声をかける。マイケルが娘のクラスメートだと知った彼女は、夫ショーン(ティム・マッグロウ)、娘コリンズ(リリー・コリンズ)、息子S・J(ジェイ・ヘッド)と暮らす豪華な邸宅にマイケルを招き入れる。最初は憐れみから一夜の宿を貸しただけだったが、リー・アンはマイケルの瞳に特別な輝きを見出す。初めての愛に溢れた家族の暮らしに喜ぶマイケルの姿に、テューイ家の人々は、何事にも感謝しながら生きる幸せを学ぶ。マイケルの後見人になったリー・アンは、学校の成績はよくないマイケルに、ある才能が隠されているのを発見する。マイケルの大きいけれど敏捷な肉体と、仲間を守る保護本能に秀でた心は、アメリカン・フットボールの選手にぴったりだった。家族の応援のもと、マイケルは注目の選手となり、あらゆる有名大学からスカウトが来る。しかし進路をめぐり、リー・アンが自分を引き取った理由に疑問を持ったマイケルは、言い争いの末、家を出ていってしまう。

「しあわせの隠れ場所」の解説

アメフトの全米代表選手マイケル・オアーの生い立ちを綴ったマイケル・ルイスの小説『ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟』を映画化。監督は、「オールド・ルーキー」のジョン・リー・ハンコック。「あなたは私の婿になる」のサンドラ・ブロックが、本作でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞受賞。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年2月27日
キャスト 監督ジョン・リー・ハンコック
原作マイケル・ルイス
出演サンドラ・ブロック ティム・マッグロウ クイントン・アーロン キャシー・ベイツ リリー・コリンズ ジェイ・ヘッド レイ・マッキノン
配給 ワーナー・ブラザース映画
制作国 アメリカ(2009)
上映時間 128分
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、14件の投稿があります。

P.N.「HH」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-07-22

数年おきに何回観たか覚えてないくらいだけど、見るたびに心に響くポイントが増えていく。

泣けて笑えてまた泣けるセリフとシーンの数々…。
実話をもとにしているけど多少の脚色があるのはわかる。
けれど、それを通り越した映画の素晴らしさ、魅力を観るたびに改めて感じる。

ママ以外は脇役であるはずの家族達がそれぞれみんな主役なんじゃないの?って思える映画。

サンドラブロックはスピードで一躍有名になったけど、それ以降いろんな作品も観てきたけど、個人的にはこれが一番好き。
セリフの一つ一つ、黒人の少年への気持ちの一つ一つがとても素晴らしくて、泣けて笑えてまた泣けて、主演女優賞も当たり前でしょ!って思った。

黒人白人の人種問題の歴史や重みは、我々日本人には永遠にわからないとは思うけれど、実話に基づいた映画だからこそ、色々な家族のかたちと家族みんなから溢れ出る家族愛に痛快な感動を感じ心打たれました。
落とすとこなんてない何回観ても満点の映画だとずっと思っています。

最終更新日:2024-03-12 15:48:54

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