アンダンテ 稲の旋律 作品情報

あんだんていねのせんりつ

藪崎千華(新妻聖子)は、母・由利恵(宇都宮雅代)の強い希望で幼い頃から音楽の道を歩むが、音楽界の競争は厳しく、次第に自信をなくしていった。やがて自分自身を見失い、登校拒否となった結果、大学を中退。アルバイト生活に入るが、職場での人間関係がうまく作れず、仕事を転々とする。そしてとうとう、一日中家に閉じこもるようになり、両親とのいざこざを繰り返す毎日に陥っていた。そんな自分を思いつめた千華は、千葉県の水田に“誰か私を助けてください”と書いた紙切れをペットボトルに詰め、“心のSOS”として置いてくる。しばらくすると、水田の持ち主、広瀬晋平(筧利夫)から手紙が届く。ペットボトルの手紙を読んだ晋平は、真剣に千華のSOSに応えようとしていた。その言葉に、千華は自分がどのような人間で、他人と会うことを恐れることになった理由を綴った長い手紙を晋平に送る。こうして始まった晋平との交流は、千華のひきこもり生活を徐々に変化させていくが……。

「アンダンテ 稲の旋律」の解説

美しい田園風景をバックに、自信喪失から引きこもりになった女性と、厳しい環境の中で農業に打ち込む青年の交流を通じて、人間の葛藤と心の再生を描くドラマ。出演はミュージカル『ミス・サイゴン』などで活躍する新妻聖子、「交渉人 THE MOVIE」の筧利夫。監督は「青いうた のど自慢 青春編」の金田敬。35mm/HD。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年1月23日
キャスト 監督金田敬
原作旭爪あかね
出演新妻聖子 筧利夫 秋本奈緒美 宇津宮雅代 村野武範 三上真史 紗綾 松方弘樹 ぶっちゃあ 宮内知美 上田耕一 正司照枝
配給 ゴーゴービジュアル企画
制作国 日本(2009)
上映時間 108分
公式サイト http://www.ggvp.net/andante/

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ユーザーレビュー

総合評価:4.5点★★★★☆、2件の投稿があります。

P.N.「映画屋てっちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2010-03-06

挫折を繰り返しながら、成長していく主人公を「何やってんだ?(怒)」と最初はイライラしながら観るのですが、親の作ったレールに乗せられて、自己を育てられなかった姿が自分に重なる人も多いと思います。 俗に言う“良い子(親の言いなり?)”がコケるとこうなる…の見本とも。映画は自立をテーマに様々な姿を感動的に見せてくれます。新妻聖子さんのエンディングも美しいです。最後まで観て欲しい作品です。

最終更新日:2022-07-26 11:03:33

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