砂時計 作品情報
すなどけい
過去をひっくり返せば、未来になる。
両親が離婚し、母の故郷である島根にやって来た14歳の杏。東京育ちの杏に、田舎の生活は不慣れなものであったが、口では厳しいことを言うが心根は優しい祖母や近所に住む同級生の大悟に支えられ、次第に村に溶け込んでいく。しかし、離婚後、祖母からの叱咤激励の言葉に追い詰められた母は、杏を置いて自殺してしまう。母の死を止められなかった自責の念と孤独に苛まれる杏に大悟は、「俺がずっと一緒におっちゃる」と約束する。
「砂時計」の解説
芦原妃名子原作の同名のコミックが映画化。「初恋」をテーマに、永い時間と複雑な状況を乗り越え、幼い恋を実らせた男女を描く。中学・高校時代の杏を『うた魂♪』の夏帆が、現代を松下奈緒が演じているが、10年以上の長い歳月を2時間の映画に収める演出・脚本は見事。母の死を止められなかったことを長い間悔やんでいる杏の苦悩も丁寧に表現されており、単なるラブストーリーから一歩踏み出した文芸作と言えるだろう。原作ファンの聖地でもある仁摩サンドスタジアムももちろん登場。出雲大社など島根県の景勝地でロケを行っているので、観光ガイドとしても見応えあり。監督は、『修羅雪姫』(01)、『LOVESONG』(01)の佐藤信介。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年4月26日 |
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キャスト |
監督・脚本:佐藤信介
原作:芦原妃名子 出演:松下奈緒 夏帆 井坂俊哉 池松壮亮 塚田健太 岡本杏理 戸田菜穂 高杉瑞穂 伴杏里 風間トオル 藤村志保 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 121分 |
(C)2008 芦原妃名子/映画「砂時計」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:3.57点★★★☆☆、34件の投稿があります。
P.N.「ひなた」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2008-08-26
池松君演じる大吾と夏帆ちゃん演じる杏の時代がすごく好きです。これを見て池松君のファンになりました。内容的には少し物足りないですが愛されてる杏が羨ましくて胸がキュンとなりました。