首 作品情報

くび

正木ひろしの原作『弁護士』(講談社刊)を、森谷司郎が監督した実話の映画化

昭和18年の冬、一人の鉱夫が警察で死んだ。死因に疑いがあるということで、弁護士の正木が遺族から、調査を依頼された。正木は死亡診断書に死因が、脳溢血とあるのを怪しんだが、警察や検事は死体を見せようともしなかった。正木は、そこに拷問死のにおいをかぎ、いかに戦時下とはいえ、官憲の横暴、残虐さに激しい怒りを覚え、この事件を徹底的に調査しようと決心したのである。調査するうちに、脳溢血という診断が、明らかに偽証であることがはっきりした。しかし、死体はすでに埋葬され、いかに弁護士とはいえ、警察の許可なくしてそれを掘り返すことは出来なかった…。

「首」の解説

正木ひろしの原作『弁護士』(講談社刊)を、「日本のいちばん長い日」の橋本忍が脚色、「育ちざかり」の森谷司郎が監督した実話の映画化。撮影は「ドリフターズですよ! 前進前進また前進」の中井朝一。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督森谷司郎
出演林桂樹 古山桂治 鈴木良俊 南風洋子
制作国 日本(1968)

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「古場撰太郎」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2020-06-01

東宝の35周年記念映画として企画された映画です。
同年の「日本のいちばん長い日」に比べて、かなり地味な内容です。
但し、キネマ旬報の邦画ベスト5に選ばれているはずです。
原作の「弁護士」は回想するよな形式に対し映画は市井の人情や弁護士の奮闘を描いていてドラマチックです。
男が死んだのは、警察の暴力の結果ではないか、という事実を探り出していく映画です。
全体に暗いトーンに満ちています。それは、国家権力の影と見ると腑に落ちます。
小林桂樹の怪演技が異彩を放っています。

最終更新日:2021-03-03 00:01:03

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