ハリヨの夏 作品情報

はりよのなつ

高校3年生の少女がひと夏の間に経験したことは…。新進女性監督が瑞々しく描いた、少女の成長物語。

1990年の京都。高校3年生の瑞穂は、母と妹との3人暮し。ふだんは男っぽく勝ち気な態度の瑞穂だが、その一方では繊細で傷つきやすい心を持っている。母には反発してしまう瑞穂だが、ときどき鴨川べりで落ちあって話す別居中の父には心を許せた。夜のプールで泳ぎを教えてくれたり、何かと優しくしてくれる同級生の翔もいるが、彼の本心はわからない。しかし父に恋人ができ、精神的に不安定になった瑞穂を受けとめてくれたのは、両親でも翔でもなかった。やがて瑞穂は妊娠する。

「ハリヨの夏」の解説

京都生まれで、ニューヨークで映画作りを学んだ中村真夕の監督デビュー作。主人公の瑞穂は、心の中のSOSを外へ向かって素直にアピールすることができず、また彼女の周りにいる人々も理解しようとしない。団塊世代の両親は、物わかりがいい反面、自分たちの生活を優先し、子どもと厳しく対峙することを避ける。そんな親たちを受け入れる子どもたちは、大人になることを早く強いられているのかもしれない。ハリヨは澄んだ水に住む魚で、3本のトゲで身を守り、オスが卵を育てる珍しい魚。外界から自分を守り子育てする姿が、主人公の瑞穂に重ねあわされている。映画初主演となる於保佐代子、新人の高良健吾の2人の若手が魅力的。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年10月14日
キャスト 監督・脚本中村真夕
音楽PE’Z
出演於保佐代子 風吹ジュン キャメロン・スティール 高良健吾 柄本明
配給 葵プロモーション
制作国 日本(2006)

(c)2006「ハリヨの夏」製作委員会

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ハリヨの夏」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2016-02-12 15:50:33

広告を非表示にするには