あおげば尊し 作品情報

あおげばとうとし

父は黙ったまま、最後の授業をする―。市川準監督が描く人生の肖像

父の命は、長くてあと3ヶ月。父を自宅に連れ帰るが、父と同じ教師の光一は、父の最期をどう看取ればいいかわからない。その頃、光一のクラスの生徒の間で、ネットで死体の写真を見ることが流行する。そのことで、叱ってみるが、どうしていけないの?という生徒たちの疑問に答えられない光一。悪化していく父を見ながら、光一は生徒達に最期の時間を生きる父の姿を見せる課外授業を計画する。それは頑固な父の最後の授業だった。

「あおげば尊し」の解説

『トニー滝谷』の市川準監督最新作。かつて『病院で死ぬということ』で終末医療のあり方を見つめた市川監督だが、さしずめ「自宅で死ぬということ」とも言える今作では、余命わずかな父とそれを看取る家族の物語に加え、親子2代で教師という職にある父と息子の交流を通して、時代とともに難しくなっていく教育現場の葛藤や、それでもなお変わらぬ「教える」という行為の尊厳を、市川監督らしい人間観察眼と静謐な語り口で描き出してゆく。原作は「ビタミンF」の直木賞作家、重松清の同名小説で、ふとした日常から社会の実像を切り取る筆致は市川演出との親和性に富んでおり、淡々とした中にも厳かな感動が脈打つのを感じられるだろう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年1月21日
キャスト 監督・脚本市川準
出演テリー伊藤 薬師丸ひろ子 加藤武 麻生美代子
配給 株式会社テンプリント、スローラーナー
制作国 日本(2005)
上映時間 82分

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最終更新日:2016-02-12 15:49:10

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