博士の愛した数式 作品情報
はかせのあいしたすうしき
80分しか記憶の続かない数学博士と、それを取り巻く人々のヒューマン・ドラマ
数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始める。それは幼い頃、彼が大好きな博士が名づけてくれた仇名だった。シングルマザーだったルートの母は、事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、家政婦として働き始めた。ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、家へ連れてくるように告げる。その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが…。
「博士の愛した数式」の解説
50万部のベストセラーに輝いた、小川洋子原作の同名小説を、『雨あがる』の小泉堯史監督が映画化した作品。80分しか記憶の続かない障害を抱えた数学博士と、その家で家政婦として働くシングルマザーの姿を描いていく。数式という言葉に拒否反応を感じる人は、この作品をぜひ観てほしい。何気なく周りに存在する数の不思議は、人間同士の絆や生きる喜びさえも伝えてくれる。ルートの母の靴のサイズを「24」と聞いて、「潔い数字だ」と微笑む博士。そんなワンシーンからも、この物語に込められたユーモアと、温かな人間の姿が見て取れるはずだ。自身は「数学が大の苦手」という寺尾聰が、記憶障害の博士という難役を深みあるキャラクターに仕上げており、家政婦役の深津絵里は、それに寄り添いながら爽やかな演技を見せる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年1月21日 |
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キャスト |
監督:小泉堯史
原作:小川洋子 出演:寺尾聰 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子 |
配給 | アスミック・エース エンタテインメント |
制作国 | 日本(2005) |
上映時間 | 117分 |
(C)「博士の愛した数式」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4.4点★★★★☆、5件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-06-08
医療分野のヒューマン・サスペンスの人気TVドラマ〈きらきらひかる〉シーズン3を視聴していたら,本篇にもその深津絵里が出演していたことが思い出されて来たんだなあ🎵