ギター弾きの恋 作品情報

ぎたーひきのこい

“いつの時代も、男は別れてから女の素晴らしさに気付くのだ” アレン監督お得意のラブストーリー

ジャズ黄金期のアメリカで、ほんの一時期だけ活躍した天才ジプシージャズ・ギタリストと、純真で素朴な心を持った女性とのはかない恋の行方を、おかしくも切なく描いたラブストーリー。 あきらかに、フェデリコ・フェリーニ監督の『道』からの影響があるとわかる。大道芸人ザンパノ(アンソニー・クイン)は、ギター弾きのエメット(ショーン・ペン)に、オツムの弱いジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシ-ナ)は口のきけないハッティ(サマンサ・モートン)に変わっているが、そのキャラクターはほとんど同じ。しかし、そこはウディ・アレン監督流のユーモアが全編に散りばめられており、全くムードの違う作品に仕上がっている。

「ギター弾きの恋」の解説

身勝手な男と純真な女。男は別れてから女の素晴らしさに気付く。ザンパノはジェルソミーナの死を知り野獣のように声をあげて号泣する。一方、エメットはハッティが結婚し子供をもうけていることを知り失意のどん底に落ちる。女が生きているだけ、エメットのほうが幸せに思えるかもしれないが、実際はどうだろう。死んでいればきっぱりとあきらめもつくが、生きていて他人の嫁になっていると知れば、どうにもならないやるせなさに身をかきむしられるばかりだ。愛用のギターを叩き壊して、悔しさをストレートに表すエメットの姿にジンときた。この男、今まで本当に女を愛したことがなかったんだと。もてる男ほど、打たれ弱いという証拠。こうやって恋を失うたびに男は成長していくものなのだ。全編を彩るジプシージャズの音色がゴキゲン。ショーン・ペンが本物の天才ギタリストに見えてくるほどの素晴らしい演技を披露。台詞なしで恋する少女の心情を演じたサマンサ・モートンも魅力的。フェリーニの『道』と合わせて見れば2倍楽しめる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2001年3月17日
キャスト 監督ウディ・アレン
出演ショーン・ペン サマンサ・モートン ユマ・サーマン
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
制作国 アメリカ(1999)
上映時間 95分

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最終更新日:2020-09-25 14:38:41

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