今週の動員ランキングは、前週1位で初登場した新海誠監督の最新アニメーション『すずめの戸締まり』(東宝)が、土日2日間で動員82万9000人、興収11億4700万円をあげ、2週連続の1位を獲得した。累計成績は動員299万人、興収41億5400万円を超えている。 2位も前週と変わらず『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(ディズニー)が続き、土日2日間で動員9万6000人、興収1億5400万円をあげた。累計成績は動員55万人、興収8億6900万円となっている。
新作では、3位に平野啓一郎のベストセラー小説を石川慶監督が映画化した『ある男』(松竹)が初登場。土日2日間の成績は、動員6万9000人、興収9100万円。公開3日間の累計成績は、動員9万9000人、興収1億2900万円となった。亡くなった夫の身元調査という奇妙な依頼をされた弁護士が、真実に近づくにつれ、別人として生きた男への複雑な思いを抱き始める。“ある男”の正体を追う弁護士・城戸に妻夫木聡、亡き夫の身元調査を依頼する里枝に安藤サクラ、里枝の夫であり「大祐」として生きた“ある男”に窪田正孝が扮している。
また、7位にはレイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト共演のサスペンス『ザ・メニュー』(ディズニー)が初登場。有名シェフが振る舞う極上のメニューを目当てに孤島のレストランを訪れたカップルが、想定外のサプライズに遭遇していく。「マネー・ショート 華麗なる大逆転」等のアダム・マッケイが製作、ドラマシリーズ「メディア王 華麗なる一族」で注目されたマーク・マイロッドが監督を務めている。
8位には、全世界累計1500万部を突破した動物学者ディーリア・オーエンズによるミステリー小説の映画化『ザリガニの鳴くところ』(ソニー)がランクイン。原作に惚れ込んだ女優のリース・ウィザースプーンが自ら映画化権を獲得してプロデュースし、新星デイジー・エドガー=ジョーンズが物語の鍵を握る少女を演じている。
既存作品では、『ONE PIECE FILM RED』(東映)が前週から1ランクダウンし4位となったが、累計では動員1327万人を突破、興収184億円に迫っている。