今週の動員ランキングは、『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ-星なき夜のアリア』(アニプレックス)が、土日2日間で動員22万5000人、興収3億4900万円をあげ、初登場1位を飾った。IMAX版の他、ドルビーアトモス、個々のシアターに合わせて音響を調整した【フルダイブサウンド】上映、日本映画初のIMAX 12chサウンド上映と様々な音響設備での上映が実施され、スクリーンアベレージは他作品を大きく上回る150万円という高稼働のスタートとなった。川原礫による全世界シリーズ累計2600万部を誇る大人気シリーズ「ソードアート・オンライン」。原作者自身によるリブートシリーズで、ヒロイン・アスナの視点で描く新たな《アインクラッド》編を、完全新作アニメーションで映画化。声の出演は松岡禎丞、戸松遥、水瀬いのりほか。監督は河野亜矢子が務めている。
2位には、土日2日間で動員12万人、興収1億4900万円をあげた新作『老後の資金がありません!』(東映)がランクイン。巧みな設定で読者を取り込む稀代のストーリーテラー・垣谷美雨による34万部を突破したベストセラー小説を、天海祐希の主演で実写映画化。共演は草笛光子、松重豊、新川優愛ほか。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲が務めている。
『そして、バトンは渡された』(ワーナー)は、土日2日間で動員11万7000人、興収1億5800万円をあげ、惜しくも3位。しかしながら初日から3日間の累計では動員16万人、興収2億円を超えるスタートとなっている。2019年の本屋大賞を受賞した瀬尾まいこによる同名ベストセラー小説を、永野芽郁主演で実写映画化。共演は田中圭、石原さとみ、岡田健史ほか。監督は2位の『老後の資金がありません!』も手掛けた前田哲。
先週、首位でスタートを切った『映画トロピカルージュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』(東映)は、新作3作品に押される形で4位にランクイン。5位でスタートの『CUBE 一度入ったら、最後』(松竹)は9位となっている。
他既存作品では、6位の『燃えよ剣』(東宝/アスミック・エース)が、累計で興収8億円を突破。公開から5週目を迎えた7位の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(東宝東和)は累計で、動員157万人、興収22億円、公開から7週目を迎えた8位の『マスカレード・ナイト』(東宝)は動員254万人、興収34億円を突破した。