今週の動員ランキングは、土日2日間で動員35万6000人、興収4億5200万円をあげ、『名探偵コナン 緋色の弾丸』が3週連続で首位を獲得。GWに公開を予定していた大作映画が次々と公開延期を決定する中、快進撃を続けている。5月5日(水・祝)までの累計では動員404万人、興収56億円を突破した。
先週2位でスタートを切った『るろうに剣心 最終章 The Final』(ワーナー)は、土日2日間で動員24万2000人、興収3億1700万円をあげその順位をキープ。累計では動員147万人、興収20億円を突破。
公開から8週目を迎えた『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(東宝/東映/カラー)も先週同様3位に留まった。累計では動員542万人、興収82億8200万円を突破。庵野秀明監督が同じく脚本・総監督を務めた「シン・ゴジラ」の最終興収82.5億円を超え、庵野総監督作品の最高興収記録を更新した。
4位には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(東宝/アニプレックス)が、先週の6位から2ランクアップ。4月23日には北米1600館で公開され2位でスタート。公開2週目(4月30日から5月2日)の北米興収ランキングで首位を獲得した。日本映画が首位に立つのは「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」以来22年ぶりの快挙だ。累計では動員2887万人、興収398.8億円を突破。興収400億円まであと一息と迫っている。
先週発表された第93回米アカデミー賞において、6部門にノミネートされ、作品、監督、主演女優賞の主要3部門を受賞し話題の『ノマドランド』(ディズニー)は、先週の圏外から6位にジャンプアップ、公開6週目にして初のTOP10入りを果たした。監督は、アジア系女性として初めてオスカーを受賞したクロエ・ジャオ。出演は本作で3度目となる主演女優賞を獲得する快挙を成し遂げたフランシス・マクドーマンドほか。
新型コロナウィルスの感染拡大により東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に3度目となる緊急事態宣言が発令され、現在も100サイト近くの劇場が営業休止を余儀なくされており、1位から3位が先週と全く同じ、TOP10に新作のランクインがない結果となった。