新型コロナウィルスの感染拡大により4/25(日)から東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に3度目となる緊急事態宣言が発令され、100サイト近くの劇場が当面の間休館を決定した。また、23日に公開予定だった「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」、29日公開予定だった「アーヤと魔女」等の公開延期も発表されるなど、厳しい状況の週末となった。
そんな中、今週の動員ランキングは、『名探偵コナン 緋色の弾丸』(東宝)が、土日2日間で動員54万9000人、興収7億7400万円をあげ2週連続で首位を獲得。累計では早くも動員274万人、興収39億円を突破している。
和月伸宏による大人気コミックを実写映画化し、シリーズ累計興収125億円を記録する「るろうに剣心」シリーズの完結編前編『るろうに剣心 最終章 The Final』(ワーナー)は、土日2日間で動員36万2000人、興収5億2800万円をあげ2位に初登場。初日から3日間の累計では動員51万人、興収7億円を突破する大ヒットスタートとなっている。主演の佐藤健をはじめ、武井咲、青木崇高、蒼井優らこれまでの「るろ剣」オールスターが再集結。加えて、シリーズ最強の敵・縁役を新田真剣佑が、かつての剣心の妻・巴役を有村架純が演じる。監督はこれまでに引き続き大友啓史が続投。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(東宝/東映/カラー)は、3位にランクイン。累計では動員523万人、興収80億円を突破した。
この他新作では『BanG Dream! Episode of Roselia I :約束』(ブシロード)が5位でスタート。キャラクターを演じる声優達が実際にライブ活動を行い、アニメ、ゲーム、リアルライブなどのメディアミックスを展開する次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」の劇場版アニメーション。声の出演は相羽あいな、工藤晴香、中島由貴ほか。TVアニメ「BanG Dream!」第2期、第3期で監督を務めた柿本広大が総監督を、CGスーパーバイザーとして「BanG Dream! FILM LIVE」を手掛けた三村厚史が監督を務めている。
既存作品では、7位の『モンスターハンター』(東宝/東和ピクチャーズ)が、累計で興収11億円、8位の『花束みたいな恋をした』(東京テアトル/リトル・モア)が興収37億円、9位の『奥様は、取り扱い注意』(東宝)が興収11億円を突破。注目の6位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(東宝/アニプレックス)は、累計で興収397.8億円となっている。