今週の動員ランキングは、『ドクター・ドリトル』(東宝東和)が、土日2日間で動員8万1500人、興収1億1300万円をあげ初登場1位を獲得した。初日から3日間の累計では動員10万7000人、興収1億4800万円となっている。過去に何度も映像化されてきた、世界中で愛読されている児童文学の金字塔を、「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr.主演で実写映画化。動物と話せるドリトル先生を取り巻く、個性豊かな動物たちの声をエマ・トンプソン、ラミ・マレック、オクタヴィア・スペンサーら豪華俳優が演じる。監督は、「トラフィック」でアカデミー賞脚色賞を受賞したスティーブン・ギャガン。
先週2位でスタートを切った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(ソニー)は今週もその順位をキープしている。
3位には新作『水曜日が消えた』(日活)がランクイン。次代を担う気鋭の映像クリエイターを選出するプロジェクト「日本の映像作家100人」の2012年及び2019年に選ばれるなど、大きな注目を集めてきた吉野耕平が、自身発案のオリジナルストーリーで初長編監督を務めた話題作。本作が4年ぶりの主演作となる中村倫也が、曜日ごとに7つの人格が入れ替わる男を演じる。共演は石橋菜津美、深川麻衣ほか。
ほか新作では、『エジソンズ・ゲーム』(KADOKAWA)が5位に初登場。「ドクター・ストレンジ」のベネディクト・カンバーバッチが、誰もが知る天才発明家トーマス・エジソンを演じ、19世紀のアメリカで実際に起こった電力送電システムをめぐるビジネスバトルを描く。共演はマイケル・シャノン、ニコラス・ホルトほか。監督はアルフォンソ・ゴメス=レホンが務めている。
既存作品では、5週連続で首位に立っていた『心霊喫茶「エクストラ」の秘密 The Real Exorcist』(日活)が4位にランクイン。全国公開から24週目を迎えた『パラサイト 半地下の家族』(ビターズ・エンド)は今週6位となっている。