先週2位でスタートを切った『一度死んでみた』(松竹)が首位に浮上。先週首位スタートの『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(ワーナー)は、2位となったが、興収では『一度死んでみた』を上回り1位となっている。
3位には、『仮面病棟』(ワーナー)が、先週の5位から浮上。安定した興行を続ける『パラサイト 半地下の家族』(ビターズ・エンド)は、今週も4位をキープ。累計は動員329万人、興収45億円を突破した。
新作では、2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション「PSYCHO-PASS サイコパス」の第三期TVシリーズ特別編集版『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が8位に初登場。監督は塩谷直義。声の出演は、梶裕貴、中村悠一、櫻井孝宏ほか。
既存作品では、腰の強い興行を続ける7位の『犬鳴村』(東映)が、累計で動員106万人、興収13億円を突破、9位の『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(東宝)が動員86万人、興収11億円を突破している。
通常であれば、春休みの子供連れファミリーや、若者でにぎわいを見せるはずの3月最後の週末だが、国や都から新型コロナウイルス感染拡大防止対策としての外出自粛要請を受け、東京都、神奈川県、埼玉県を中心に、シネコンをはじめとする約100サイトの劇場が3月28日、29日の営業中止を決定。また、28日(土)に公開を予定していた『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』、『ハリエット』が急遽公開延期を発表。加えて29日(日)には、都心でも降雪が観測されるなどの悪天候も重なり映画興行にとって、今まで経験したことのないような厳しい状況の週末となった。