今週の映画動員ランキングは、全国公開から6週目にして初の首位を獲得した『パラサイト 半地下の家族』(ビターズ・エンド)が、土日2日間で動員20万4000人、興収2億9400万円をあげ、2週連続で首位に立った。累計では2月22日(土)に動員220万人、興収30億円を突破し、韓国映画の歴代記録を「私の頭の中の消しゴム」以来15年ぶりに更新。2月24日(月・祝)までの累計は、動員242万人、興収33億円となっており、その記録をどこまで伸ばしていけるのか注目だ。
2位には、土日2日間で動員14万3000人、興収1億9700万円をあげた『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(東宝)がランクイン。スマホのヘビーユーザーである若い世代を中心に集客し、初日から4日間の累計では、動員26万9000人、興収3億6000万円をあげるヒットスタートを切った。恋人が落としたスマホをきっかけに命を狙われるヒロインを描きスマッシュヒットしたSNSミステリー「スマホを落としただけなのに」の続編。前作で事件を解決に導いた刑事・加賀谷を演じた千葉雄大が主演を務め、その恋人役を白石麻衣が演じる。監督は前作に引き続きJホラーの旗手・中田秀夫が続投。
『犬鳴村』(東映)は、土日2日間で動員8万3000人、興収1億600万円をあげ3位をキープ。累計では動員67万5000人、興収8億6600万円を突破した。『ヲタクに恋は難しい』(東宝)も4位をキープ。累計では動員77万人、興収10億円を突破している。
新作では人気アニメ「デジモン」シリーズの20周年記念作品として製作された劇場版『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』(東映)が6位、「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督最新作『ミッドサマー』(ファントム・フィルム)が7位、1970年代のTVドラマに続き、キャメロン・ディアス主演で大ヒットしたアクション大作を、「アラジン」のナオミ・スコット、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート、新鋭女優のエラ・バリンスカの出演で再映画化した『チャーリーズ・エンジェル』(ソニー)が8位、2016年に実際に起こった米TV界のセクハラ騒動をシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーら豪華キャストで映画化した『スキャンダル』(ギャガ)が9位でスタートを切っている。