今週の映画動員ランキングは、『キャッツ』(東宝東和)が、土日2日間で動員19万人、興収2億6200万円をあげ見事初登場1位を飾った。初日から3日間の累計では動員26万人、興収3億5000万円に達する好スタートを切った。1981年ロンドンの初演以来世界中で大ヒット、日本でも初演から35年、通算公演回数10000回を達成した、いわずと知れたミュージカルの金字塔を、「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー監督、さらに数々のミュージカルを成功に導いてきたアンドリュー・ロイド・ウェバーをはじめとする世界最高峰の製作陣により実写映画化。世界的バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワード、グラミー賞受賞アーティストのテイラー・スウィフト、「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソン、名女優ジュディ・デンチらが個性豊かな猫たちを演じる。日本語吹替版では、葵わかな、山崎育三郎、大竹しのぶらが歌声を披露している。
スタートから2位を死守している『カイジ ファイナルゲーム』(東宝)は、土日2日間で動員13万9000人、興収1億9800万円をあげ、今週も2位をキープ。累計では動員100万人、興収14億円を突破した。
1位返り咲きから3週連続で首位を守っていた『アナと雪の女王2』(ディズニー)は、土日2日間で動員12万9000人、興収1億6700万円をあげるも3位に陥落。しかしながら累計では、動員1000万人、興収127億円を突破し、歴代興収ランキングで「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」を抜き19位まで順位をあげている。
先行公開から5週目、全国公開から3週目を迎えた『パラサイト 半地下の家族』(ビターズ・エンド)は、4位にランクイン。毎週上映スクリーンを増やす好調な興行を続けている。2月9日(現地時間)に発表される第92回米アカデミー賞においては、韓国映画として初めてのノミネートとなった作品賞をはじめ、監督賞、編集賞、脚本賞、美術賞、国際長編映画賞など6部門にノミネートされており、結果次第では更なるヒットが期待できそうだ。
ほか既存作品では、5位の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(ディズニー)が、累計で動員450万人、興収67億円を、4D RISING上映を開始した9位の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(東宝)が、動員121万人、興収15億円を突破している。