今週の映画動員ランキングは、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『モアナと伝説の海』(ディズニー)が、土日2日間で動員46万6000人、興収5億8900万円、公開初日から3日間で動員56万9000人、興収7億1500万円をあげ、初登場1位を飾った。2014年の同時期に封切られ、興収255億円、歴代3位という記録的興行となった「アナと雪の女王」の動員対比で77%、昨年夏に76億円の大ヒットを記録した「ズートピア」の動員対比で142%という素晴らしいオープニング。ディズニーでは早くも80億円突破が見えると発表している。監督は「リトル・マーメイド」「アラジン」のロン・クレメンツ&ジョン・マスカー。日本語吹替版では、ディズニーのヒロイン史上最大級のオーディションで選ばれ、本作で初めて声優として主人公モアナを演じた屋比久知奈のほか、若手歌舞伎俳優の尾上松也、ベテラン女優の夏木マリらが歌声も披露している。
先週初登場1位を飾った『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(東宝)が、土日2日間で動員43万3000人、興収5億700万円をあげ2位を獲得。3位には先週2位の『ラ・ラ・ランド』(ギャガ/ポニーキャニオン)が、土日2日間で動員20万2000人、興収3億円を上げてランクイン。
福井商業高等学校のチアリーダー部“JETS”が、熱血教師の指導を受け全米チアダンス大会を制覇するという、まさに奇跡のような実話を広瀬すず主演で映画化した『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(東宝)は、土日2日間で動員16万人、興収1億9400万円をあげ初登場4位にランクイン。配給元の東宝宣伝部による初日アンケートの結果では、出演者と同年代である10代とその親世代である40代、50代を中心に幅広い層を集客。満足度が96.6%と非常に高く、さらに95.3%が「人にすすめる」という結果がでており、今後本格的にスタートとなる春休み興行に大きな期待がかかる。中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥ら若手女優が共演、顧問のコーチを天海祐希が演じる。監督は「映画 鈴木先生」「俺物語!!」の河合勇人。
TVシリーズ最新作「ウルトラマンオーブ」の劇場版『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(松竹メディア事業部)は、7位に初登場。
今週10位の『君の名は。』(東宝)は、公開から29週連続でのランクインを達成。連続ランクインの記録をどこまで伸ばせるのか気になるところだ。累計興収は246億円を突破。歴代興収第3位の「アナ雪」まであと8億円に迫っている。