今週の映画動員ランキングは、『ラ・ラ・ランド』(ギャガ/ポニーキャニオン)が、土日2日間で動員29万人、興収4億1600万円を上げて1位を飾った。おりしも2月26日(日本時間27日)に、ロザンゼルスで発表された第89回アカデミー賞では、作品賞こそ逃したものの監督賞、主演女優賞、主題歌賞、作曲賞、撮影賞、美術賞の6部門でオスカーを獲得した。なかでも監督賞を受賞したデイミアン・チャゼルは32歳で、なんと86年ぶりに史上最年少記録を塗り替えるという快挙を成し遂げている。(それまでの記録は第4回監督賞のノーマン・タウログ)。今後多くのメディア露出も見込まれ、好発進にさらに強力な追い風が吹くことになりそうだ。
先週アニプレックス配給作品として最高のオープニングで1位を飾った『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』(アニプレックス)は2位、先週2位の『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』(東映)は3位に、それぞれ1つずつ順位を落としている。
4位には、人気スパイアクションシリーズの12年ぶりとなる第3作『トリプルX:再起動』(東和ピクチャーズ)が、土日2日間で動員11万5000人、興収1億4500万円を上げて初登場。1作目の主演を務めたヴィン・ディーゼルが復活し、主役ザンダー・ケイジを演じる。監督は「アイ・アム・ナンバー4」「イーグル・アイ」のD・J・カルーソ。
「プラダを着た悪魔」のデビッド・フランケル監督最新作『素晴らしきかな、人生』(ワーナー)は、初登場8位のスタート。主演のウィル・スミスのほか、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイ、ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートンと、オスカー常連ともいうべき豪華なキャストが集結した。
また、7位の『君の名は。』(東宝)は、公開から27週連続のランクインとなり、その記録を伸ばしている。