有川浩原作のロングセラーをKis-My-Ft2の玉森裕太が映画初主演した『レインツリーの国』(ショウゲート)が、190スクリーンで公開され、土日2日間で動員9万1726人、興収1億2394万4520円をあげ、初登場1位を獲得。高校時代好きだった本について検索していた伸行は、「レインツリーの国」というブログを通し、管理人のひとみとメールのやりとりで親しくなる。伸行は直接会いたいと思うが、ひとみはある秘密を抱えていて直接会うことを拒む。ひとみ役にはモデル、女優、歌手としても活躍する西内まりや。有川原作の「阪急電車 片道15分の奇跡」も手掛けた三宅喜重が監督。
2位は人気アニメの完全新作劇場版『ガールズ&パンツァー 劇場版』(ショウゲート)が、77スクリーンで公開され、小規模公開ながら土日2日間で動員8万4752人、興収1億2843万8980円をあげランクイン。戦車を使った武道“戦車道”が伝統的文化とされている世界を舞台に、戦車道全国高校生大会の優勝を目指す女子高校生たちの奮闘を描く。2012~13年にTV放映され、2014年にはOVAが発売されている。
3位にはアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」を出版から72年目に初のアニメーション化した『リトルプリンス 星の王子さまと私』(ワーナー)が、569スクリーンで公開され、土日2日間で動員8万2898人、興収1億707万300円をあげランクイン。現代の舞台に9歳の少女を主人公に設定し、原作に登場する飛行士が老人となって登場。星の王子さまのその後も描かれる。少女の声は英語版では「インター・ステラー」のマッケンジー・フォイ。日本語版では子役の鈴木梨央、飛行士の声は英語版がジェフ・ブリッジス、日本語版が津川雅彦。監督は「カンフー・パンダ」のマーク・オズボーン。
「リング」「クロユリ団地」の中田秀夫監督が、AKB48の島崎遥香を主演に閉ざされた劇場を舞台に描くホラー『劇場霊』(松竹)が、266スクリーンで公開され、土日2日間で動員4万4148人、興収5720万6200円をあげ、7位。共演は足立梨花、高田里穂、町田啓太(劇団EXILE)。海外11カ国でも公開が決定している。
9位にはプレイヤーが最後の一人になるまで殺しあうサバイバルゲームの出場者となった少女の活躍を描いた人気シリーズの完結編『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』(KADOKAWA)が、252スクリーンで公開され、土日2日間で動員3万8430人、興収5312万500円をあげ、ランクイン。主演のジェニファー・ローレンスをはじめ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ドナルド・サザーランドとお馴染みのメンバーに加え、ジュリアン・ムーアが出演。