劇場版シリーズ最新作『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 -ペコと5人の探検隊-』(東宝)が全国361スクリーンで公開され初登場1位を獲得。土日2日間の成績は動員53万554人、興収6億35万6700円をあげ好発進。藤子・F・不二雄生誕80周年にあたる記念すべき年に、82年に公開された「のび太の大魔境」を新たに蘇らせた。地球のどこかにある隠された秘境を探すのび太たちは、空き地で出会った子犬のペコが不思議な巨神像が写った写真を見つけたことから、ジャングル奥地へ石像の謎を解き明かす冒険の旅に出る。ゲスト声優として俳優の小栗旬、フリーアナウンサーの夏目三久が参加している。
4位に『銀の匙 Silver Spoon』(東宝)が初登場。全国285スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員9万8956人、興収1億2111万7900円をあげた。北海道の農業高校を舞台に酪農の現場と青春を描いた、荒川弘の人気コミックスを実写映画化。悩める主人公をアイドルグループSexy Zoneの中島健人が務める他、広瀬アリス、市川知宏、黒木華ら注目の若手が出演。その他、上島竜兵、吹石一恵、哀川翔、竹内力、中村獅童ら個性派俳優陣が脇を固める。
万城目学原作の奇想天外青春ファンタジー・コメディ『偉大なる、しゅららぼん』(東映/アスミック・エース)が7位に初登場。全国202スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員4万3863人、興収5807万9000円をあげた。濱田岳、岡田将生をW主演に迎え、琵琶湖で代々不思議な力を伝承してきた一族を主人公に、修行のため本家に居候することになった分家の高校生を待ち受ける驚愕の運命を描く。共演は深田恭子、貫地谷しほり、渡辺大、佐野史郎、笹野高史、津川雅彦、他。
10位に『それでも夜は明ける』(ギャガ)が初登場。全国43スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員3万2431人、興収4054万7800円をあげた。黒人音楽家ソロモン・ノーサップが1841年から12年間、見知らぬ地に売られ奴隷として送った人生の回顧録を映画化。出演はキウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットなど豪華キャストが顔を揃える。監督をスティーヴ・マックィーンが務め、第86回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞を受賞。黒人監督の作品が作品賞を受賞する史上初の快挙となった。