J・R・R・トールキン原作「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前章を描いた3部作の第2弾『ホビット 竜に奪われた王国』(ワーナー)が全国681スクリーンで公開され、初登場1位を獲得。土日2日間で動員24万4577人、興収3億1326万6550円をあげた。邪悪な竜に奪われたドワーフの王国を取り戻すべく危険な旅に出たビルボたち一行に、さらなる過酷な運命が待ち受ける。窮地に陥ったビルボたちを救う重要な役どころで、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでお馴染みのオーランド・ブルーム扮するレゴラスが再登場する他、伝説の竜“スマウグ”の声を「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のベネディクト・カンバーバッチが演じていることでも注目を集めている。
惜しくも首位の座を譲ったものの『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(東宝)は、前週動員比108%と好推移で累計動員100万人、興行収入12億円を突破した。
3位に『魔女の宅急便』(東映)が初登場。全国281スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員11万6857人、興収1億2766万300円をあげた。89年にスタジオジブリでアニメ映画化もされた角野栄子原作の児童文学を、清水崇監督が実写映画化。一人前の魔女になるため修行の旅に出た13歳の見習い魔女・キキが、辿り着いた海辺の町コリコで空飛ぶお届けもの屋「魔女の宅急便」をはじめ、幾多の苦難を乗り越えながら成長していく姿を描く。主人公キキを演じるのは、「イオン&オスカープロモーション ガールズオーディション2011」でグランプリを受賞し、本作でスクリーンデビューとなる小芝風花。その他、尾野真千子、広田亮平、浅野忠信、筒井道隆、宮沢りえなど多彩なキャストが顔を揃える。