ロバート・ゼメキス監督が12年ぶりに実写映画に挑み、主演にデンゼル・ワシントンを迎えたヒューマンドラマ『フライト』(パラマウント)が初登場1位。3月1日(金)に全国321スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員12万9920人、興収1億5632万2250円、3日間累計では動員19万9358人、興収2億2596万2750円となっている。“英雄か?あるいは犯罪者か?”という難しい役どころを演じ、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされたデンゼル・ワシントンの演技を観ようと、20代から50代のカップルを中心に幅広く動員しており、男女比は半々となっている。
先日のアカデミー賞で脚本賞と助演男優賞を受賞したクエンティン・タランティーノ監督による西部劇『ジャンゴ 繋がれざる者』(ソニー)は5位に初登場。こちらも3月1日(金)に全国148スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員5万123人、興収6353万2700円、3日間累計では動員7万7998人、興収9230万9900円をあげた。南北戦争勃発直前のアメリカ南部を舞台に、奴隷のジャンゴと元歯科医のキング・シュルツがコンビを組み、賞金稼ぎで荒稼ぎしていくなか、ジャンゴは妻を奪った極悪人の農園領主との対決に挑む。出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ。初の悪役を演じたレオナルド・ディカプリオが来日し、公開直後に記者会見と舞台挨拶に参加するなどしたことから、メディアへの露出効果で更なる伸びも期待される。
また、ロングラン上映が続いていたが、アカデミー賞で作品賞など3冠を獲得したことから、全国109館での再上映がスタートしたベン・アフレック監督・主演作『アルゴ』(ワーナー)が再びトップ10にランクインした。